[初回公開] 2023年11月15日
X(旧 Twitter)で知り合いとしてフォロー相手の候補が表示される機能があるのですが、この知り合いが同じ Wi-Fi を利用する家族や社員が表示される現象が発生していると報告されています。身バレをしたくない人にとっては迷惑な機能です。そこで原因と「知り合い」に表示されるのを防ぐ方法を紹介します。

このページの目次
1.X(旧 Twitter)の「おすすめユーザー」とは
X(旧 Twitter)の「おすすめユーザー」とは、スマホに登録している連絡先や現在地、フォローしているカテゴリから自動的に X が判断してフォロー相手として紹介する機能です。

友人知人を検索していなくても表示されるため、一見便利な機能に思えますが、電話番号やメールアドレスから知り合いと判別されることから、現実社会とは切り離して SNS を利用したい方にとっては都合の悪い機能です。
相手のアカウントを「おすすめユーザー」に表示させたくない場合は、設定でオフにできる他、日頃ポスト(ツイート)する内容で身元がわからないようにすることが挙げられます。

しかし、最近では利用する Wi-Fi のアクセスポイントが同じだけでも「おすすめユーザー」に表示される事象が報告されており、身近に X 利用者がわかることが問題視されています。
2.X(旧 Twitter)で「おすすめユーザー」が出て困ること
私自身も家族と同じ Wi-Fi を使っていることで、思わぬ形でフォロー候補に家族のアカウントが表示されてしまい、とても困った経験がございます。
家族間でプライベートを分けたいと思っていたため、意図しない表示によってプライバシーが侵害されているように感じ、不快に思いました。
この現象は特に在宅勤務や家庭内で同じ無線 LAN ルーターを共有する機会が増えた昨今において、家族や同僚とのネットワーク共有が当たり前になっている状況で、より一層問題となっています。
3.X(旧 Twitter)の「おすすめユーザー」の表示方法
X(旧 Twitter)の「おすすめユーザー」の表示方法は、プロフィールから行います。
アプリを起動した後、左上の自身のアイコンをタップしてプロフィールを表示してください。

プロフィールをタップすると上図のようにメニューが表示されますので、フォローをタップしてください。
フォローをタップすると現在フォロー中のユーザの一覧が表示されますので、右上の人型のアイコンをタップすると「おすすめユーザー」が表示されます。
4.同じ Wi-Fi の利用が「おすすめユーザー」に表示される原因
同じ Wi-Fi の利用が「おすすめユーザー」に表示される原因は、X(旧 Twitter)が通信する際にデータが通る経路が同じユーザが他にいる場合は、家族または知人と判断してしまうことにあります。

上図のようにポスト(ツイート)したり検索するためにデータはインターネットを通じてやり取りされますが、インターネットまでの経路は家庭内や事務所内にある Wi-Fi の無線 LAN ルーターを共有するため、この情報が利用されているのです。
この問題は 2011 年から機能のテストを行っていることを認めており、旧 Twitter 社のヘルプセンターにもアカウントや端末と個人情報を関連付けるのに IP アドレスを用いていると記載されていることから、当時からこの機能が有効化されたままになっていると考えられます。
5.同じ Wi-Fi を利用する家族や社員に「おすすめユーザー」に表示されるのを防ぐ方法
同じ Wi-Fi を利用する家族や社員に「おすすめユーザー」に表示されるのを防ぐ方法としては、アプリの設定にある「プライバシーと安全」から行うことができます。
まずアプリで自分のアイコンをタップしてプロフィールなどのメニューを表示し、その中にある「設定とプライバシー」を選択してください。

「設定とプライバシー」を選択するとアプリ全体の設定項目が一覧で表示されますので、次は「プライバシーと安全」をタップしてください。

「プライバシーと安全」の画面では下図のように広告や位置情報など個人情報に関わる設定項目が表示されます。
その中で、「推測される識別情報」または 「推測されるアクティビティ」を選択してください。

最後に「推測される識別情報をもとにカスタマイズ」をオフにすることで、同じ Wi-Fi を利用する家族や社員に「おすすめユーザー」に表示されるのを防ぐことができます。

6.Wi-Fi設定だけじゃない!アカウントを特定させないための4つの防衛策
同じWi-Fiからの紐づけを防ぐ設定を行っても、それ以外の「うっかり」から家族や知人にアカウントが特定されてしまうケースは少なくありません。
完全に現実の人間関係と切り離してXを安全に楽しむために、今すぐ実践したい4つの追加防衛策をご紹介します。
6-1.「見つけてもらう」設定をすべてオフにする
Xには、あなたの電話番号やメールアドレスを知っている人が、あなたのアカウントを簡単に見つけられる機能が備わっています。
これが有効になっていると、どれだけ名前やアイコンを隠していても一発で身バレしてしまいます。
「設定とプライバシー」>「プライバシーと安全」>「見つけやすさと連絡先」へ進み、「メールアドレスの照合を許可する」と「電話番号の照合を許可する」のチェックをすべてオフにしてください。
また、連絡先の同期もオフにしておきましょう。
6-2.位置情報(ジオタグ)の付加を禁止する
ポスト(ツイート)に位置情報が紐づいていると、行動範囲や自宅・職場の場所が特定される原因になります。
また、過去のポストから「いつもこのエリアで呟いている」というデータが蓄積され、近隣のユーザーへのおすすめに表示されやすくなるリスクもあります。
「設定とプライバシー」>「プライバシーと安全」>「位置情報」から、「正確な位置情報を有効にする」をオフにします。
スマホ本体の設定(iOS/Android)でも、Xアプリに対する位置情報のアクセス権限を「許可しない」に変更しておくとより確実です。
6-3.写真の「メタデータ(Exif)」と「映り込み」に注意する
スマホで撮影した写真には、撮影した日時や場所などの詳細なデータ(Exif情報)が含まれていることがあります。
現在のXでは投稿時に自動でExif情報が削除される仕様ですが、サードパーティ製のツールなどを経由すると残ってしまうリスクがあります。
それ以上に注意したいのが「写真への映り込み」です。
窓の外の景色、特徴的な建物、電柱の住所表示、机の上の書類はもちろん、ペットの瞳や電車の窓に映った自分の姿などから家や職場が特定されるケースが増えています。
例えばあるビジネスホテルから見える景色をXにポストしたところ、その角度から宿泊しているフロア、おおよその部屋室も予測できるとの結果も発表されています。
日常的な写真をアップする際は、背景に細心の注意を払いましょう。
6-4.リアルタイムの行動や「身内ネタ」の投稿を避ける
「今から○○駅を出発」「近所の○○(お店の名前)にいる」といったリアルタイムの投稿は、知人が見ればすぐにあなただと分かってしまいます。
また、「学生時代のあだ名」や「社内・家庭内での出来事」など、共通の知人が読めばピンとくるようなエピソードの投稿も避けるのが賢明です。
どうしても日常の出来事を呟きたい場合は、「時間を数時間~数日ずらして投稿する(タイムラグ投稿)」、「場所や固有の名詞は徹底的にぼかす」といった工夫を徹底してください。
7.Xの「おすすめユーザー」で身バレを防ぐまとめ
X(旧 Twitter)の「おすすめユーザー」機能は、便利な反面、同じ Wi-Fi を利用する家族や社員などが候補として表示されることがあります。
この現象はプライバシー面で不都合を生じさせることもありますので、気になる場合は設定から「推測される識別情報をもとにカスタマイズ」をオフにすることをおすすめします。
これにより、身近な知り合いに知られるリスクを減らし、より快適に SNS を利用できるようになります。










