X(旧 Twitter)で同じ Wi-Fi を利用する家族や社員に「おすすめユーザー」に表示されるのを防ぐ方法

X(旧 Twitter)で知り合いとしてフォロー相手の候補が表示される機能があるが、この知り合いが同じ Wi-Fi を利用する家族や社員が表示される現象が発生していると報告があり、原因と「知り合い」に表示されるのを防ぐ方法を紹介する。

X(旧 Twitter)で同じ Wi-Fi を利用する家族や社員に「おすすめユーザー」に表示されるのを防ぐ方法

1.X(旧 Twitter)の「おすすめユーザー」とは

X(旧 Twitter)の「おすすめユーザー」とは、スマホに登録している連絡先や現在地、フォローしているカテゴリから自動的に X が判断してフォロー相手として紹介する機能である。

X(旧 Twitter)の「おすすめユーザー」の画面


友人知人を検索してなくても表示されるため一見便利な機能に思えるが、電話番号やメールアドレスから知り合いと判別されることから現実社会とは切り離して SNS を利用したい人にとっては都合の悪い機能である。

相手のアカウントを「おすすめユーザー」に表示させたくない場合は、設定でオフにできる他、日頃ポスト(ツイート)する内容で身元がわからないようにすることが挙げられるが、最近では利用する Wi-Fi のアクセスポイントが同じだけでも「おすすめユーザー」に表示される事象が報告されており、身近に X 利用者がわかることが問題視されている。

2.X(旧 Twitter)の「おすすめユーザー」の表示方法

X(旧 Twitter)の「おすすめユーザー」の表示方法は、プロフィールから行う。
アプリを起動した後、左上の自身のアイコンをタップしてプロフィールを表示する。

フォローをタップ

プロフィールをタップすると上図のようにメニューが表示されるため、フォローをタップする。
フォローをタップすると現在フォロー中のユーザの一覧が表示されるため、右上の人型のアイコンをタップすると「おすすめユーザー」が表示される。

3.同じ Wi-Fi の利用が「おすすめユーザー」に表示される原因

同じ Wi-Fi の利用が「おすすめユーザー」に表示される原因は、X(旧 Twitter)が通信する際にデータが通る経路が同じユーザが他にいる場合は、家族または知人と判断してしまうことにある。

同じ Wi-Fi の利用が「おすすめユーザー」に表示される原因


上図のようにポスト(ツイート)したり検索するためにデータはインターネットを通じてやり取りされるが、インターネットまでの経路は家庭内や事務所内にある Wi-Fi の無線 LAN ルーターを共有するため、この情報が利用されているためである。

この問題は 2011 年から機能のテストを行っていることを認めており、旧 Twitter 社のヘルプセンターにもアカウントや端末と個人情報を関連付けるのに IP アドレスを用いていると記載されていることから、当時からこの機能が有効化されたままになっていると考えられる。

4.同じ Wi-Fi を利用する家族や社員に「おすすめユーザー」に表示されるのを防ぐ方法

同じ Wi-Fi を利用する家族や社員に「おすすめユーザー」に表示されるのを防ぐ方法としては、アプリの設定にある「プライバシーと安全」から行うことができる。

まずアプリで自分のアイコンをタップしてプロフィールなどのメニューを表示し、その中にある「設定とプライバシー」を選択する。

「設定とプライバシー」を選択

「設定とプライバシー」を選択するとアプリ全体の設定項目が一覧で表示されるため、次は「プライバシーと安全」をタップする。

「プライバシーと安全」をタップ


「プライバシーと安全」の画面では下図のように広告や位置情報など個人情報に関わる設定項目が表示される。
その中で、「推測される識別情報」を選択する。

「推測される識別情報」を選択

最後に「推測される識別情報をもとにカスタマイズ」をオフにすることで同じ Wi-Fi を利用する家族や社員に「おすすめユーザー」に表示されるのを防ぐことができる。

「推測される識別情報をもとにカスタマイズ」をオフ


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