[初回公開] 2022年03月07日
ブログを収益化したいと考えている方が、まず検討すべきなのは「どこでブログを運営するか」という点です。無料ブログと有料ブログでは、将来的な収益額に大きな差が出ることがあります。特に近年では、X(旧Twitter)での収益化が難しくなった影響もあり、ブログでの安定した収益を目指す人が増えています。この記事では、有料ブログの基本となるドメイン取得とレンタルサーバの契約について、バリュードメインとコアサーバを例にして、その具体的な流れをご紹介します。

このページの目次
1.無料ブログと有料ブログの違い
無料ブログと有料ブログの主な違いは、利用に料金がかかるかどうかのほかに、「運用の手間」と「広告の有無」の 2 点が挙げられます。
まず 1 つ目の「運用の手間」についてですが、無料ブログはアカウントを登録するだけで、あらかじめ用意されたデザインや機能を使ってすぐに記事を投稿し、インターネット上に公開することができます。そのため、初心者にとっては始めやすいというメリットがあります。

一方、有料ブログでは、レンタルサーバーを契約し、自分で WordPress や MovableType などのブログシステムをインストールする必要があります。
こうした初期設定にはある程度の知識と手間がかかりますが、その分、自由度が高く、デザインのカスタマイズやプラグインの追加などによって機能を自在に拡張することができます。
将来的に収益化を考える場合には、この柔軟性が大きな強みとなります。
次に 2 つ目の「広告の有無」についてですが、無料ブログでは、運営会社がブログシステムを提供・維持するため、ブログ内に広告が自動的に表示されます。
これらの広告収益はユーザーではなく運営会社に入る仕組みです。
一部のサービスでは、月額数百円程度で広告を非表示にできるプランも用意されています。
対して有料ブログでは、レンタルサーバーの利用料金を支払っているため、運営会社による強制的な広告表示は基本的にありません。
自分で好きな広告を配置して、すべての広告収益を自分のものにすることができます。
尚、近年では、無料ブログのサービス終了や突然の仕様変更といったリスクも報告されています。長期的に安定して運営し、収益を得たいと考えている方には、有料ブログの方が圧倒的に有利です。
2.有料ブログが収益化に成功しやすい理由
有料ブログが収益化に成功しやすい理由として、検索結果に自身のブログが表示されやすいかどうかが大きく関わっています。
Google や Bing などの検索エンジンは、検索結果に表示するウェブサイトやブログを独自の評価基準で判断しており、その評価は主に「ドメイン単位」で行われます。
検索エンジンは、権威性の高いサイトやドメインに対してより高い評価を与えるため、独自ドメインを取得して運営することが、収益化において非常に重要です。
無料ブログは、多くのユーザーが同じドメインを共有しているため、そのドメインの評価が分散してしまい、個別のブログの権威性が高くなりにくいです。
そのため、検索結果に表示されにくく、アクセス数を増やすのが難しくなります。
逆に、独自ドメインでブログを運営すると、ドメインの評価が積み重なり、検索エンジンに高く評価されやすくなり、その結果、検索結果からのアクセスが増えやすくなります。
これにより、収益化が成功しやすくなります。
また、無料ブログには、サービス終了やシステム変更などのリスクもあります。
採算が合わなければサービスが終了することがあり、これまで利用していた機能やデザインが使えなくなる場合もあります。
一方、有料ブログは、レンタルサーバの利用料金を支払い続けている限り、運営が安定しているため、長期的に見ても安定した収益を得やすいという利点があります。
3.ドメインを取得してレンタルサーバを契約する流れ
ドメインを取得してレンタルサーバを契約する流れについて、ドメインの維持管理サービスを提供している「バリュードメイン」と、レンタルサーバを提供している「コアサーバー」を例に挙げて説明します。
ドメインの取得とレンタルサーバの管理を行う企業が異なる場合でも運用は可能ですが、その場合、取得したドメインとレンタルサーバを紐づけるためのサーバ設定(DNS設定、別名でネームサーバとも呼ばれます)が必要になります。
この設定を手動で行うことができれば問題はありませんが、設定に不安がある場合や、初めての方には少々手間がかかります。
そのため、可能であればドメイン管理とレンタルサーバの提供を両方行っているサービスを利用することをおすすめします。
このようなサービスを利用すれば、ドメインとサーバの設定がスムーズに行え、管理が簡単になります。特に「バリュードメイン」や「コアサーバー」など、ドメインとサーバを一括で管理できるサービスは、手間を減らすために便利です。
3-1.事前に準備するもの
ドメイン取得とレンタルサーバの契約にあたり、事前に準備しておくべきものは主に次の 3 点です。
- ドメイン名
- クレジットカード
- メールアドレス
まず、「ドメイン名」ですが、これはこれから自身のウェブサイトやブログのインターネット上の「住所」となるため、覚えやすく、ユーザーにとって親しみやすいものを選ぶとよいでしょう。
また、ドメインの末尾に使用するトップレベルドメイン(TLD)も重要です。例えば、.jp や.com、.net などがありますが、TLD によって年間のドメイン維持費用が異なることや、TLD が与える印象も異なります。
例えば、.com は一般的に信頼性が高いとされ、.jp は日本向けの企業や個人に向いている印象があります。
どの TLD を選ぶかは慎重に考えることをおすすめします。
次に「クレジットカード」ですが、これはドメイン取得とレンタルサーバの利用料の支払いに使用します。
基本的に、ドメインとレンタルサーバは前払い制であるため、契約後すぐに支払いが完了しないと、サービスを利用することができません。なお、サービス提供企業によっては、コンビニ払いや電子マネー決済が可能な場合もありますが、いずれにせよ決済が完了しない限り、ドメインとレンタルサーバは利用できません。
最後に「メールアドレス」ですが、これはドメインとレンタルサーバの管理画面にアクセスするための会員登録に必要です。特にドメインの有効期限が近づくと、登録しているメールアドレス宛に更新通知が届くため、普段よく使うメールアドレスを登録することをおすすめします。
3-2.ドメイン管理会社のサイトで取得したいドメインを検索
次にドメイン管理会社のサイトにアクセスして取得したいドメインを検索します。
バリュードメインであれば、公式サイトにアクセスすると下図のようにドメインの検索フォームがトップページに表示されているので、ここに取得したいドメイン名を入力して検索します。

ドメイン名を入力して表示された結果画面では、取得有無をトップレベルドメインごとに確認することができます。
「取得可能」になっている箇所がドメインの取得が可能で、「取得不可」になっている箇所は既にドメインが取得されて運用されていることを示しています。

このままドメインを取得するのであれば、取得したいドメインのトップレベルドメインをクリックします。
ここでは .net のドメインを取得することにします。
3-3.ドメイン取得の申し込み
次に取得するドメインの登録年数とレンタルサーバの利用有無を選択します。
ここでの登録年数はドメインを利用する期間のことではなく、ドメインは一年ごとに利用料金が発生するため何年分の利用料を支払うかを指定します。
そのため、1 年を選択しても 1 年以内に次年分の利用料金を支払えば、ドメインの有効期限が 1 年間延長されます。

続いてレンタルサーバの利用有無にチェックを入れておくと取得したドメインとレンタルサーバの紐づけを自動的に行ってくれるため、
契約終了と同時に取得したドメインがインターネット上で利用できるようになります。
最後に、WHOIS 公開情報はドメインを取得した人の氏名や住所を公開するかの設定で、公開すると個人情報がインターネット上で検索可能になるため迷惑な連絡が増えることからドメイン管理企業の情報を代わりに表示してくれる設定にしておくほうがよいです。
3-4.レンタルサーバの申し込み
前述の通り、レンタルサーバの利用有無にチェックを入れておくと、レンタルサーバの管理画面にログインするためのアカウント名を入力する画面が表示されます。
このアカウント名は管理画面のログインだけでなく、レンタルサーバ側で独自ドメインを利用していない場合でも無料ブログのようにレンタルサーバのドメインでウェブサイトを公開される URL にもなるため、個人が特定されるようなアカウント名は避けましょう。

尚、レンタルサーバがコアサーバの場合、独自ドメインを取得せずにアカウント名で運用する場合は下記のような URL になり、この URL でブラウザでアクセスするとページが表示されます。
http://{アカウント名}.{割り振られたサーバ名}.coreserver.jp
3-5.利用料金の支払い
取得したいドメインが決まり、レンタルサーバを利用する準備が整うと利用料金の支払いとなります。
バリュードメインではドメインなど利用料金の額が直接クレジッカードから引き落とすのではなく、電子マネーのように一度、1 円= 1 ポイントのバリュードメインポイントを購入し、そのポイントで各利用料金を支払う形式となっています。
そのため画面上では「不足金額」と表記され、クレジットカードの他、Amazon Pay や WebMoney といった電子マネーの他、コンビニ決済でバリュードメインポイントを購入します。

今回は支払いごとにクレジットカード番号を入力する運用とするため、管理画面にクレジットカード番号が残らない「クレジットカード手動決済」を選択すると、下図のように購入するポイント額を入力する画面が表示されます。
.com や .net の 1 年の利用料金が 1,500 円前後で、レンタルサーバの利用料金が年間 7,000 円前後なので少なくとも 8,000 円分を入金しておくとよいでしょう。

次に実際の決済を行いますが、今回はクレジットカードでの支払いを選んでいるのでクレジットカード番号やカードの裏面に記載されているセキュリティコードを入力します。

決済が無事に終了すると、下図のように「決済が完了しました」の文字が画面上に表示されます。

ただし、まだここではバリュードメインポイントを購入しただけで、実際にドメインとレンタルサーバを利用するための利用料金は支払われていないため、必ずボタン「VALUE-DOMEIN に戻る」を押して、元のドメイン取得画面に戻りましょう。

元のドメイン取得画面に戻ると上図のようにボタン「ドメインを登録する」をクリックすることでドメイン取得とレンタルサーバの利用が開始されます。
同時に、事前に購入していたバリュードメインポイントを消費してドメインの年間利用料金とレンタルサーバの利用料金が差し引かれます。
3-6.レンタルサーバの情報を取得
ドメインの取得とレンタルサーバの利用が開始されると、登録しているメールアドレスに下図のようにレンタルサーバの管理画面にログインする情報や、実際にウェブサイトのコンテンツなどを FTP でアップロードする情報がメールで通知されます。

レンタルサーバの管理画面はバリュードメインの管理画面からも移動が可能ですが、情報が漏洩するとウェブサイトの改ざん被害などに遭うため大切に保管するようにしましょう。
3-7.レンタルサーバの管理画面にアクセス
登録しているメールアドレスに届いたレンタルサーバの管理画面の情報を元にアクセスすると下図のように契約しているレンタルサーバで利用できるドメインや SSL 証明書等の設定を行う画面が表示されます。

ここで取得したドメインと独自ドメインを利用しない場合の .coreserver.jp で運用する場合のドメインが表示されていれば登録が無事終了していることになります。
今回契約したレンタルサーバはコアサーバーとなっていますが、バリュードメインでは他に XREA と呼ばれる低価格なレンタルサーバも運営されており、切り替えて利用することができます。
3-8.ドメインの管理画面にアクセス
ドメインを管理しているバリュードメインの管理画面は下図のようになっています。
この画面では取得したドメインの延長更新の他、レンタルサーバの契約延長やバリュードメインポイントの入金なども行う重要な操作画面となっています

ドメイン取得後は、この管理画面の左メニューより「ドメイン -> ドメインの設定操作」で取得したドメインが表示されていれば、ドメインが無事に購入できています。
3-9.ブラウザでウェブサイトを確認
以上で、ドメインが取得できており、レンタルサーバにもドメインが紐づいているのが確認できたので実際にブラウザでアクセスすると下図のように工事中の画面が表示されます。

この画面はコアサーバーを契約した直後に予め用意されている画面で、サーバの /domains/{取得したドメイン}/index.html がこれに該当します。
そのため、index.html を差し替えたり、コアサーバーの管理画面で WordPress などアプリケーションをインストールすることで簡単にウェブサイトを公開することができます。
4.キャンペーン情報を確認する
ドメインとレンタルサーバは毎年利用料が発生し、さらにレンタルサーバは初期費用がかかる場合もありますが不定期に開催されるキャンペーンを利用するとコストを抑えてウェブサイトを運営することができます。
4-1.サーバ契約の初期費用が無料の場合
レンタルサーバの利用に際して、初期費用がかかる場合がありますがキャンペーンで初期費用が無料になったり、利用の開始月が無料になることがあるので新たにレンタルサーバを契約する際に何社か確認するとよいでしょう。
4-2.ドメインの年間更新料が無料の場合
取得したドメインは年単位で利用料を支払う必要があり、.com や .net は 1,500 円/年ほどかかります。
最近ではドメインとレンタルサーバを同時に申し込むとドメインの年間利用料が永久無料になる場合があるので、長期利用を考えているのであれば大幅なコストダウンになるのでドメイン取得を検討するとよいでしょう。

5.まとめ
独自ドメインとレンタルサーバーを使用した有料ブログの運営は、収益化を目指す上で非常に有利な選択肢です。
無料ブログに比べて自由度が高く、検索エンジンからの評価も得やすいため、安定したアクセスを得ることができます。
さらに、広告収益を自分のものにできることや、サービス終了などのリスクを避けられる点も大きなメリットです。
ドメインとレンタルサーバーの契約は、事前に「ドメイン名」「クレジットカード」「メールアドレス」を準備することでスムーズに進められます。
特にドメイン名の選定や、TLD(トップレベルドメイン)の選択は慎重に行い、長期的に安定した運営を見据えた準備が大切です。
ブログの立ち上げには少し手間がかかりますが、その分、自分のペースで運営でき、収益化の可能性も広がります。ぜひ、この機会に独自ドメインとレンタルサーバーを利用して、安定したブログ運営を目指してみてください。
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