【ドメイン永久無料】ドメイン取得とレンタルサーバ契約して独自ブログを開設する流れ

ブログを収益化を考えている人がまず検討すべき点はブログをどこで運営するかで、無料ブログと有料ブログで運営するのとでは後々収益額に差が出るため、その理由と有料ブログとなるドメイン取得とレンタルサーバ契約の流れをバリュードメインとコアサーバの契約を例に紹介する。

【ドメイン永久無料】ドメイン取得とレンタルサーバ契約して独自ブログを開設する流れ

1.無料ブログと有料ブログの違い

無料ブログと有料ブログの違いは、利用に際して料金が発生するかどうかの他に「運用の手間」と「広告の有無」の 2 つが挙げられる。
1 つ目の「運用の手間」では、無料ブログは会員登録によるアカウントさえ取得すればデザインなどは既に用意されているのですぐに記事を投稿してインターネット上に公開できるのがメリットである。

対して有料ブログはレンタルサーバを自身で契約して WordPress や MovableType といったブログのシステムをインストールする手間が発生する。
しかし、手間が発生する分、無料ブログと違い自由にデザインを変更したり機能を追加することができるので拡張性は高い。

また、2 つ目の「広告の有無」とは、無料ブログはブログシステムを維持管理するために運営会社に収益が上がるようにブログ内に広告が表示される。
運営会社によっては数百円の月額費用で広告を非表示にする機能があるブログサービスもある。
有料ブログの方は既にレンタルサーバの利用料金を支払っているため、ブログ内に広告は入ることはない。

2.有料ブログが収益化に成功しやすい理由

有料ブログが収益化に成功しやすい理由としては、検索結果に自身のブログが表示されやすいかどうかが大きく関わってくる。
Google や Bing など検索サイトは検索結果に表示するウェブサイトやブログを独自の評価で情報をドメイン単位で保持しており、権威性が高いサイトに重きを置いている。

そのため、不特定多数が自由に利用できる無料ブログはドメインが共通であることから権威性が高くなりづらくなるため、独自ドメインでブログを運営した方が検索結果からのアクセス数が増えて収益を上げやすい。

また、無料ブログは採算面が合わなければサービス終了となったり、システム変更により今まで利用していた機能やデザインが使えなくなることがあるため、収益化して安定稼働させることができればレンタルサーバの利用料金を支払い続けてさえいれば安定収入につながる。

3.ドメインを取得してレンタルサーバを契約する流れ

ドメインを取得してレンタルサーバを契約する流れはドメインの維持管理サービスを提供している「バリュードメイン」とレンタルサーバの「コアサーバー」を例にすると次のようになる。

ドメインの取得とレンタルサーバを管理する企業が異なっていても運用することは可能だが、取得したドメインとレンタルサーバを紐づけるサーバ(DNS 別名、ネームサーバ)が必要になるため、可能であればドメイン管理とレンタルサーバの提供を両方行っているサービスを利用するのがよい。

3-1.事前に準備するもの

ドメイン取得とレンタルサーバの契約に事前に準備しておくものは主に次の 3 点である。

・ドメイン名
・クレジットカード
・メールアドレス

「ドメイン名」は、これから自身のウェブサイトまたはブログのインターネット上の住所となるため、わかりやすいものを用意するとよい。
また、ドメインの末尾が .jp や .com などトップレベルドメイン(TLD)も年間のドメイン維持費用や利用者に与える印象が異なるためどのトップレベルドメインにするか考える必要がある。

次に「クレジットカード」はドメイン取得とレンタルサーバの利用料の支払いに利用する。
基本的にドメインもレンタルサーバも前払いとなるので先に支払わないと利用できない。
サービスを提供する企業によってはコンビニ払いや電子マネー決済が可能だが、どちらも決済が完了しないとドメインもレンタルサーバも利用できない。

最後に「メールアドレス」はドメインとレンタルサーバの管理画面を利用するために会員登録するために必要になる。
ドメインの有効期限前になると登録しているメールアドレス宛に通知されるので、よく利用するメールアドレスを利用するとよい。

3-2.ドメイン管理会社のサイトで取得したいドメインを検索

次にドメイン管理会社のサイトにアクセスして取得したいドメインを検索する。
バリュードメインであれば、公式サイトにアクセスすると下図のようにドメインの検索フォームがトップページに表示されているので、ここに取得したいドメイン名を入力して検索する。

取得したいドメイン名を入力して検索

ドメイン名を入力して表示された結果画面では、取得有無をトップレベルドメインごとに確認することができる。
「取得可能」になっている箇所がドメインの取得が可能で、「取得不可」になっている箇所は既にドメインが取得されて運用されていることを示している。

ドメイン取得の有無

このままドメインを取得するのであれば、取得したいドメインのトップレベルドメインをクリックする。
ここでは .net のドメインを取得する。

3-3.ドメイン取得の申し込み

次に取得するドメインの登録年数とレンタルサーバの利用有無を選択する。
ここでの登録年数はドメインを利用する期間のことではなく、ドメインは一年ごとに利用料金が発生するため何年分の利用料を支払うかを指定するものである。
そのため、1 年を選択しても 1 年以内に次年分の利用料金を支払らえば、ドメインの有効期限が 1 年間延長される。

登録年数とレンタルサーバの利用有無を選択

次いで、レンタルサーバの利用有無にチェックを入れておくと取得したドメインとレンタルサーバの紐づけを自動的に行ってくれるため、
契約終了と同時に取得したドメインがインターネット上で利用できるようになる。

最後に、WHOIS 公開情報はドメインを取得した人の氏名や住所を公開するかの設定で、公開すると不要な連絡が増えることからドメイン管理企業の情報を代わりに表示してくれる設定にしておくほうがよい。

3-4.レンタルサーバの申し込み

前述の通り、レンタルサーバの利用有無にチェックを入れておくと、レンタルサーバの管理画面にログインするためのアカウント名を入力する画面が表示される。
このアカウント名は管理画面のログインだけでなく、レンタルサーバ側で独自ドメインを利用していない場合でも無料ブログのようにレンタルサーバのドメインでウェブサイトを公開される URL にもなるため、個人が特定されるようなアカウント名は避けたほうがよい。

レンタルサーバのアカウント名を登録

尚、レンタルサーバがコアサーバの場合、独自ドメインを取得せずにアカウント名で運用する場合は下記のような URL になり、この URL でブラウザでアクセスするとページが表示される。

http://{アカウント名}.{割り振られたサーバ名}.coreserver.jp

3-5.利用料金の支払い

取得したいドメインが決まり、レンタルサーバの利用準備が整うと利用料金の支払いとなる。
バリュードメインではドメインなど利用料金の額が直接クレジッカードから引き落とすのではなく、電子マネーのように一度、1 円= 1 ポイントのバリュードメインポイントを購入し、そのポイントで各利用料金を支払う形式となっている。

そのため画面上では「不足金額」と表記され、クレジットカードの他、Amazon Pay や WebMoney といった電子マネーの他、コンビニ決済でバリュードメインポイントを購入する。

バリュードメインポイント購入の支払い方法を選択

今回は支払いごとにクレジットカード番号を入力する運用としたいため、管理画面にクレジットカード番号が残らない「クレジットカード手動決済」を選択すると、下図のように購入するポイント額を入力する画面が表示される。
.com や .net の 1 年の利用料金が 1,500 円前後で、レンタルサーバの利用料金が年間 7,000 円前後でなので少なくとも 8,000 円分を入金しておくとよい。

バリュードメインポイントの購入額を指定

次に実際の決済を行うが、今回はクレジットカードでの支払いを選んでいるのでクレジットカード番号やカードの裏面に記載されているセキュリティコードを入力する。

クレジットカード番号の入力

決済が無事に終了すると、下図のように「決済が完了しました」の文字が画面上に表示される。

「決済が完了しました」の文字が画面上に表示

ただし、まだここではバリュードメインポイントを購入しただけで、実際にドメインとレンタルサーバを利用するための利用料金は支払われていないため必ずボタン「VALUE-DOMEIN に戻る」を押して、元のドメイン取得画面に戻らなければならない。

ボタン「ドメインを登録する」をクリック

元のドメイン取得画面に戻ると上図のようにボタン「ドメインを登録する」をクリックすることでドメイン取得とレンタルサーバの利用が開始される。
同時に、事前に購入していたバリュードメインポイントを消費してドメインの年間利用料金とレンタルサーバの利用料金が差し引かれる。

3-6.レンタルサーバの情報を取得

ドメインの取得とレンタルサーバの利用が開始されると、登録しているメールアドレスに下図のようにレンタルサーバの管理画面にログインする情報や、実際にウェブサイトのコンテンツなどを FTP でアップロードする情報がメールで通知される。

レンタルサーバの管理画面の情報

レンタルサーバの管理画面はバリュードメインの管理画面からも移動が可能だが、情報が漏洩するとウェブサイトの改ざん被害などに遭うため大切に保管するようにする。

3-7.レンタルサーバの管理画面にアクセス

登録しているメールアドレスに届いたレンタルサーバの管理画面の情報を元にアクセスすると下図のように契約しているレンタルサーバで利用できるドメインや SSL 証明書等の設定を行う画面が表示される。

レンタルサーバで利用できるドメイン一覧

ここでは取得したドメインと独自ドメインを利用しない場合の .coreserver.jp で運用する場合のドメインが表示されていれば登録が無事終了している。

今回契約したレンタルサーバはコアサーバーとなっているが、バリュードメインでは他に XREA と呼ばれる低価格なレンタルサーバも運営されており、切り替えて利用することができる。

3-8.ドメインの管理画面にアクセス

ドメインを管理しているバリュードメインの管理画面は下図のようになっている。
この画面では取得したドメインの延長更新の他、レンタルサーバの契約延長やバリュードメインポイントの入金なども行う重要な操作画面となっている。

バリュードメインの管理画面の様子

ドメイン取得後は、この管理画面の左メニューより「ドメイン -> ドメインの設定操作」で取得したドメインが表示されていれば、ドメインが無事に購入できている。

3-9.ブラウザでウェブサイトを確認

以上で、ドメインが取得できており、レンタルサーバにもドメインが紐づいているのが確認できたので実際にブラウザでアクセスすると下図のような工事中の画面が表示される。

レンタルサーバ契約直後にブラウザで表示した様子

この画面はコアサーバーを契約した直後に予め用意されている画面で、サーバの /domains/{取得したドメイン}/index.html がこれに該当する。
そのため、index.html を差し替えたり、コアサーバーの管理画面で WordPress などアプリケーションをインストールすることで簡単にウェブサイトを公開することができる。

4.キャンペーン情報を確認する

ドメインとレンタルサーバは毎年利用料が発生し、さらにレンタルサーバは初期費用がかかる場合もあるが不定期に開催されるキャンペーンを利用するとコストを抑えてウェブサイトを運営することができる。

4-1.サーバ契約の初期費用が無料の場合

レンタルサーバの利用に際して、初期費用がかかる場合があるがキャンペーンで初期費用が無料になったり、利用の開始月が無料になることがあるので新たにレンタルサーバを契約する際に何社か確認するとよい。

4-2.ドメインの年間更新料が無料の場合

取得したドメインは年単位で利用料を支払う必要があり、.com や .net は 1,500 円/年ほどかかる。
最近ではドメインとレンタルサーバを同時に申し込むとドメインの年間利用料が永久無料になる場合があるので、長期利用が考えられるのであれば大幅なコストダウンになるのでドメイン取得を検討するとよい。

ドメイン永久無料キャンペーンでコストダウン

5.ドメイン取得とレンタルサーバの利用のまとめ

ドメインの新規取得とレンタルサーバの利用の流れをバリュードメインとコアサーバーを例にまとめてみたが、このサービスに限らず、ドメイン取得においてはドメインとレンタルサーバの紐づけ(ネームサーバの設定)が自動的に行われるのが設定の手間が無く、初心者でも簡単にウェブサイトを独自ドメインで公開できる点がよい。

また、バリュードメインの管理画面で取得したドメインを管理しつつ、そのドメインで利用するレンタルサーバを複数切り替えられるので、予算が無かったり、サーバスペックを上げたい場合にサーバが選べる点は中・上級者にもありがたい。

関連記事

コメントを残す