[初回公開] 2025年04月25日
HTMLタグの中でも意外と注目されていないのが time タグです。しかし、このタグは適切に使えば SEO にも好影響を与える可能性があります。特に、更新日時や公開日など「時間の情報」は Google の評価基準にも関係してくるため、きちんと構造化することが重要です。本記事では、time タグとは何か、正しい使い方、複数使用する際の注意点などを分かりやすく解説します。

このページの目次
1.time タグとは
time タグは HTML5で 導入された要素で、日時や時間の情報をマークアップするために使われます。
たとえば「2025年4月19日」や「午後3時」といった情報を機械的に読み取れる形式で表現することで、検索エンジンに意味を伝えやすくなります。

これは構造化データの一部として扱われ、Google のクロール時にも評価される要素となる可能性があるため、SEO を意識したマークアップにおいて注目すべきタグの一つです。
2.time タグの使い方
time タグを使う際は、表示される日付や時間に加えて、datetime属性を使って ISO8601 形式で機械が読み取れる形式を指定することが重要です。
たとえば <time datetime=”2025-04-19″>2025年4月19日</time> のように記述します。
このように記述することで、検索エンジンや SNS、さらには音声アシスタントなどにも正確な時間情報が伝わりやすくなります。
見た目だけでなく、中身も正しくマークアップすることがポイントです。
3.time タグが複数ある場合の影響
1 つのページ内に複数の time タグがあると、検索エンジンはどれが「公開日」や「更新日」として意味を持つのか判断しづらくなる場合があります。
特にブログやニュース記事などでは、記事の公開日と更新日が混在して記載されていることが多いため、適切なコンテキストでタグを配置することが求められます。
Google は 1 つのページ内にある複数の time タグがある場合は、最後に検出した time タグの日付を最終更新日として認識します。
次のように 2 つの time タグがあり、上部の方が最新日付ですが、最後に検出するのが下部のほうなので、Google の検索結果でも最後に検出した日付が表示されます。
<time datetime=”2025-04-26″>[最新更新] 2025年04月26日</time>
<time datetime=”2012-05-16″>[初回公開] 2012年05月16日</time>

重要な時間情報には pubdate 属性や構造化データ(JSON-LD)と組み合わせることで、明確に役割を伝えると効果的です。
4.まとめ
time タグは、単なる日付表示にとどまらず、SEO やユーザビリティに寄与する重要な HTML 要素です。
正しく使えば、検索エンジンに「いつの情報なのか」を伝える手段となり、情報の鮮度が重視されるコンテンツでは特に有効です。
記事内に複数の時間情報を記載する際には、その意味づけと構造にも注意を払いましょう。今まで意識していなかった方も、これを機に time タグを積極的に活用してみてください。
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