[初回公開] 2025年10月29日
GIGAスクール構想のもと、全国の小中学校で児童・生徒一人ひとりに貸与されている学習用タブレット端末。授業や家庭学習に欠かせないツールですが、使っているときに「電源が入らない」「画面が割れた」などのトラブルも少なくありません。特に電源が入らない場合、何が原因なのか判断が難しく、適切な対応が求められます。本記事では、貸与されるタブレットの特徴とともに、電源が入らない原因とその対策についてわかりやすく解説します。
このページの目次
１．GIGAスクール構想のタブレット貸与とは
GIGA スクール構想では、児童・生徒に1人1台のタブレット端末を貸与し、デジタル教育の推進を目指しています。
これらのタブレットは学校や自治体が所有し、生徒に一時的に貸し出されるものです。
貸与端末は私物とは異なり、破損や故障の際には学校の管理ルールに従う必要があります。
また、補償制度の有無や持ち帰りの可否などは自治体によって異なるため、利用にあたっては注意が必要です。
２．タブレットの電源が入らない原因と対応策
タブレットの電源が入らないとき、原因は多岐にわたります。
充電切れやケーブルの不具合、操作方法の誤りなど単純な問題から、端末のフリーズやハードウェア故障まで様々です。
ここでは、よくある原因をパターン別に整理し、それぞれに効果的な対策を解説します。
問題を正しく見極めて迅速に対応することが、学習の遅れや端末のさらなる損傷を防ぐポイントです。
2-1．充電切れ・バッテリー残量ゼロ
バッテリー残量が完全に無くなっている場合は、充電しなければ電源は入りません。
充電器やケーブルが正しく接続されているか確認し、最低 30 分以上充電してから再度電源を入れてみましょう。
2-2．充電器やケーブルの故障・接触不良
充電機器が故障していたり、端子にホコリが溜まっている場合も電源が入らない原因になります。
別の充電器やケーブルを使って試すこと、端子の清掃が効果的です。
2-3．電源ボタンの長押しが不十分
タブレットの機種によっては、電源ボタンを5秒以上長押しする必要があります。
短く押しただけで電源が入らないこともあるため、正しい操作を確認しましょう。
2-4．フリーズや一時的なソフトウェア障害
端末がフリーズして画面が真っ黒になることがあります。
この場合、強制再起動（電源＋音量ボタンの長押しなど）を試し、復旧できるか確認します。
2-5．バッテリーや本体のハードウェア故障
内部のハードウェア不良は自分で対応が難しいため、自己判断で分解したり修理店に持ち込むのは避け、学校や教育委員会に相談しましょう。
３．タブレットの電源が入らないときの注意点
タブレットの電源が入らない場合、慌てて自己判断で修理に出したり、非純正の激安充電器を使うことはトラブルの元です。
貸与端末は学校の管理下にあるため、まずは学校に報告し、指定の手続きを踏むことが重要です。
3-1．自己判断で修理に出さない
自治体や学校指定の修理体制を無視して勝手に修理すると、補償対象外となることがあります。
必ず学校の指示を仰ぎましょう。
3-2．非純正の激安充電器を使う
非純正品の充電器は端末故障や発火のリスクがあるため避け、必ず純正または学校指定の充電器を使用してください。
４．まとめ
GIGA スクール構想で貸与されるタブレットは、児童・生徒の学習に大きく貢献していますが、トラブルもつきものです。
特に電源が入らない場合は、原因を正しく把握し、適切な対策を講じることが重要です。
自己判断を避け、学校のルールに従うことがトラブル防止につながります。
正しい知識を持って安全かつ快適に活用しましょう。
