[初回公開] 2025年10月13日
iPhone で音楽を聴くといえば、今では Apple Music などのストリーミングサービスが主流になりつつあります。しかし、昔からある「CDの音源をパソコンで取り込み、iPhoneに転送する」という方法も、音質や所有感を重視する人に根強い人気があります。
本記事では、iTunes を使って CD 音源などを iPhone に取り込む手順を、初心者にもわかりやすく解説します。

このページの目次
1.製造販売した iPod と後継の iPhone
Apple が2001年に発売した iPod は、ポータブル音楽プレーヤーの先駆けとして世界中でヒットしました。
特に iPod classic や iPod nano、iPod touch などのシリーズは、多くの音楽ファンにとって「音楽を持ち歩く文化」の象徴でした。

その後、iPhone の登場により iPod は徐々に役目を終え、現在では販売終了となっています。
しかし iPhone には、iPod の音楽再生機能が継承されており、今でもローカルの音楽ファイルをパソコンにインストールした iTunes で取り込んで再生することが可能です。
2.iTunes とは
iTunes は、Apple が提供する音楽管理ソフトで、かつては iPod との同期に欠かせない存在でした。
音楽 CD の取り込み、楽曲の整理、プレイリストの作成、さらには iTunes Store からの楽曲購入まで、多くの機能を1つにまとめたツールとして長年親しまれてきました。
現在でも Windows ユーザー向けにも提供されており、iPhone に音楽を取り込む手段として現役で活躍しています。
Mac では後継として「ミュージック」アプリに機能が分割されています。
3.iPhone に iTunes で音楽を入れる方法
iTunes を使って音楽を iPhone に取り込む方法は、手順さえ覚えてしまえばシンプルです。
CD からの音源を取り込み、自分のライブラリを作成し、それを iPhone と同期することで転送できます。
iCloud や Apple Music を使わず、完全に自分の手元に音楽を保存・管理できる点も魅力です。
以下では、iTunes を使った具体的な手順をひとつひとつ紹介していきます。
3-1.iTunes を起動する
まず、パソコンにインストールされている iTunes を起動します。
Windows ユーザーは、Apple の公式サイトから最新版の iTunes をインストールしておくことをおすすめします。
macOS Catalina 以降の Mac では「ミュージック」アプリが代わりとなります。
iTunes の起動後は、左上の「ミュージック」タブや「ライブラリ」タブで現在の音楽データの管理状況を確認できます。
3-2.CD をドライブに入れてインポートする
CD から音楽を取り込みたい場合は、パソコンの CD/DVD ドライブにディスクを挿入します。
iTunes は自動で CD を認識し、「このCDをiTunesライブラリに読み込みますか?」という確認メッセージが表示されます。
インポートを選択すると、数分程度で楽曲がライブラリに保存されます。
設定により、インポート形式(AACやMP3など)や音質を変更することも可能です。
3-3.ライブラリに入れたい音楽をドラッグする
CD 以外に、自分のパソコンに保存されている音楽ファイル(MP3やAACなど)を iTunes に追加することもできます。
iTunes を開いた状態で、音楽ファイルを画面上にドラッグ&ドロップするだけでライブラリに追加されます。
プレイリストを作成すれば、曲ごとにジャンル分けや用途別に管理することもできます。

3-4.iPhone をパソコンに接続する
音楽の準備が整ったら、iPhone を USB ケーブルでパソコンに接続します。
iTunes が自動で iPhone を認識し、画面上部にデバイスのアイコンが表示されます。
アイコンをクリックすると、iPhone の詳細設定画面に移動します。
ここから、音楽の同期設定を行うことができます。
3-5.iTunes と iPhone が同期されるのを待つ
同期設定を完了したら、「同期」または「適用」ボタンをクリックして、iTunes ライブラリの音楽を iPhone に転送します。
選択したプレイリストやアルバムが iPhone にコピーされ、転送が完了すれば音楽アプリから再生可能になります。
転送には数分かかることがありますが、ケーブル接続中は自動的に同期される設定も可能です。
4.まとめ
iTunes を使った音楽の取り込みと iPhone への転送方法は、手順がわかれば非常にシンプルです。
ストリーミング全盛の今でも、CD から取り込んだ楽曲を自分だけのライブラリとして管理できるのは大きな魅力です。
iPod 時代に親しんだ人も、これから iPhone でローカル音楽を楽しみたい人も、ぜひこの記事の手順を参考にしてみてください。
音楽のある生活が、もっと自分らしく、もっと自由になります。









