[初回公開] 2024年05月31日
パソコンを買い替えるとメールや写真などのデータを引き続き使えるようにするためにデータをコピーする必要があります。音楽プレイヤーの iTunes もデータを移動させないと、iPhone や iPod に取り込んだ音楽データを引き続き利用することができません。本記事では iTunes のデータを買い替えたパソコンに引っ越す方法を紹介します。
2026年3月:最新環境での動作確認済み
この記事で紹介している手順が、最新の Windows 11 (25H2) および iTunes (12.13.10) 環境でも、仕様変更なく正常に動作することを実機にて検証・確認しました。

このページの目次
1.iTunes とは
iTunes(アイチューンズ)とは、iPhone や iPod を製造販売する Apple 社が提供する音楽プレイヤーソフトです。
iPhone や iPad に音楽や動画データを iTunes から転送することができるため、外出先に音楽を持ち出すことができます。

CD 音楽をパソコンに取り込む(インポート)する機能もあり、インポートした音楽はパソコン内に残るため、パソコン作業時の BGM として利用したり、動画の背景音として利用するなどに活用できます。
また、iPhone や iPad に入れた音楽やプレイリストは同期元となるパソコンの iTunes で管理する仕組みになっているため、パソコンが無ければ iPhone や iPad の音楽データを更新することができません。
そのため、CD 音楽を取り込んだパソコンが故障するなどしてデータが無くなった場合、iPhone や iPod の音楽の入れ替えもできなくなります。パソコン側の音楽データは日頃からバックアップしておくことが重要です。
2.iPhone や iPod を違うパソコンに同期する場合の注意点
iPhone や iPod を違うパソコンに同期する場合の注意点として、音楽の再生プレイヤーとなる iPhone や iPod 側で取り込みたい音楽や動画を選択することはできません。
データを持つ同期元となるパソコンに、取り込みたいデータを保存しておく必要があります。
パソコンから iPhone や iPod に音楽データを入れる際は、パソコンに iPhone を USB ケーブルで接続すると iTunes を介してデータが同期されます。
このとき、新しく購入したパソコンに音楽データが何もない状態だと、iPhone や iPod に入っていた音楽データが削除されてしまいます。
そのため、パソコンを買い替えた場合は、音楽データも忘れずに新しいパソコンへ移動させる必要があります。
3.iTunes のデータを買い替えたパソコンに引っ越す方法
私自身もパソコンの移行作業を何度も行っていますが、iTunes のデータ移行はフォルダ構造を理解していないと音楽やプレイリストが消えてしまうことがあります。
そのため実際の作業では、ライブラリ整理を行ってからフォルダを丸ごとコピーする方法をよく利用しています。
iTunes のデータを買い替えたパソコンに引っ越す方法としては、「C:\Users\{ユーザ名}\Music\iTunes」のフォルダ一式を新しいパソコンにコピーするだけで完了します。
ただし、iPhone や iPod に取り込んだ音楽リストや再生順を管理している「ライブラリ」は、新しいパソコンへコピーする前に次の手順で整理しておく必要があります。
私自身も IT エンジニアとしてパソコンの移行作業を行うことがありますが、iTunes のデータを移さずに同期してしまい、iPhone 側の音楽がすべて消えてしまうトラブルは実際によくあるため注意が必要です。
3-1.古いパソコン側の iTunes を起動する
新しいパソコンに iTunes の音楽データをコピーする前に、古いパソコン側の iTunes を起動します。iTunes を起動すると、インポート済みの音楽一覧や iPhone や iPod に取り込むためのプレイリストが表示されます。

3-2.ライブラリを整理する
次に iTunes の画面上部より「ファイル → ライブラリ → ライブラリを整理」をクリックします。

「ライブラリを整理」をクリックすると下図のようにウィンドウが表示されるため、「ファイルを統合」にチェックを入れてボタン「OK」をクリックします。

ボタン「OK」をクリックすると、プレイリストなどの情報が整理されます。
3-3.iTunes のデータ一式を新しいパソコンにコピーする
ライブラリの整理を行った後は「C:\Users\{ユーザ名}\Music\iTunes」またはエクスプローラーの「ミュージック」から iTunes のフォルダを開くと、下図のように各種フォルダやファイルを確認できます。

フォルダ「iTunes」内のすべてのデータを USB メモリなどにコピーし、新しいパソコン側の「C:\Users\{ユーザ名}\Music\iTunes」またはエクスプローラーの「ミュージック」内の iTunes フォルダに保存します。
これで iTunes のデータの引っ越しが完了します。プレイリストや iPhone・iPod へ同期する際の曲順もそのまま引き継がれるため、新しいパソコンでもこれまでと同じように利用できます。
4.iTunes のデータ引っ越しのまとめ
iTunes の音楽データはパソコンのフォルダに保存されているため、パソコンを買い替えた場合はデータを新しいパソコンにコピーする必要があります。
特に iPhone や iPod と同期して利用している場合は、音楽データが移動されていないと同期時に曲が削除されてしまう可能性があります。
安全に移行するためには、古いパソコンで iTunes の「ライブラリを整理」を実行した後、「C:\Users\{ユーザ名}\Music\iTunes」フォルダを丸ごと新しいパソコンにコピーする方法がおすすめです。
この方法を使えば、音楽データだけでなくプレイリストや再生順もそのまま引き継ぐことができます。










