[初回公開] 2025年06月15日
Excel で大きな表を扱うとき、画面をスクロールすると見出し行や列が消えてしまい、どのデータがどの項目か分かりにくくなります。そんなときに役立つのが「ウィンドウ枠の固定」機能です。この機能を使えば、スクロールしても指定した行や列が画面に固定され、常に表示され続けます。この記事では、初心者でも簡単に操作できる手順や応用テクニックを分かりやすく解説します。ぜひ最後まで読んで、Excel 操作の効率アップに役立ててください。

このページの目次
1.ウィンドウ枠の固定とは?
ウィンドウ枠の固定とは、Excel のシート上で特定の行や列をスクロールしても常に表示したままにできる機能です。
例えば、1行目を固定すれば、どれだけ下にスクロールしても1行目の見出しが消えません。


固定できるのは「上から数行」または「左から数列」だけでなく、選択したセルの位置に応じて行と列を同時に固定することも可能です。
この機能を使うと、大量のデータも見やすく管理しやすくなります。
2.実際の操作手順
ウィンドウ枠の固定を使うには、まず固定したい位置のセルを選択します。
例えば、「A2」を選ぶと「1行目」が固定されます。

次に、「表示」タブ → 「ウィンドウ枠の固定」→「ウィンドウ枠の固定」をクリックします。

行だけを固定したい場合や列だけを固定したい場合は、「先頭行の固定」「先頭列の固定」も利用可能です。
実際に操作しながら試すことで感覚をつかみましょう。
3.よくある質問・トラブル対策
ウィンドウ枠がうまく固定されない原因は、選択セルが間違っているか、シートの保護設定が関係していることがあります。
また、固定を解除したい場合は、「表示」タブ → 「ウィンドウ枠の固定」→「ウィンドウ枠の固定解除」をクリックしてください。

4.応用編:複数の行や複数の列を固定したい場合
複数の行や列を同時に固定するには、固定したい範囲のすぐ下の行か右の列のセルを選びます。
例えば、1 行目と 2 行目、A 列と B 列を固定したい場合は「C3セル」を選択し、「ウィンドウ枠の固定」を実行します。

ただし、ウィンドウ枠の固定は複雑なレイアウトには対応しづらいので、必要に応じてピボットテーブルやテーブル機能を組み合わせるのもおすすめです。
5.まとめ
Excel のウィンドウ枠の固定機能は、大きな表や複雑なデータを扱う際に非常に便利です。
スクロールしても見出しを固定することで、作業効率が大幅にアップします。
基本的な使い方をマスターしたら、複数行・列の固定など応用にも挑戦してみてください。
ぜひこの記事を参考にして、日々の Excel 作業をもっと快適にしましょう!









