[初回公開] 2025年11月17日
ブログや note を運営していると、ある日を境にアクセス数が急激に落ち込むことがあります。記事の更新を止めたわけでもなく、SNS での拡散状況も変わっていないのに数字だけが大きく下がる──その原因の多くは、Google が検索順位を見直す「コアアップデート」にあります。本記事では、急激なアクセス減の理由、コアアップデートとは何か、そして現在のアップデート状況を調べる方法をまとめて紹介します。

このページの目次
1.急にブログや note のアクセス数が減った、原因は?
アクセス数が突然大きく落ち込むと、多くの人は「記事の内容が悪くなったのか?」と不安になります。
しかし、多くの場合はサイト運営者の努力とは関係なく、Google の検索順位を決める仕組みが変わったことが原因です。

とくに、普段から検索流入が中心のブログや note は Google の影響を大きく受けるため、アルゴリズムが更新されたタイミングで順位が上下しやすくなっています。
また、SNS の拡散状況の変化や、競合記事の増加が原因となるケースもありますが、短期間での急激な落ち込みはほぼ Google のコアアップデートが背景にあると考えてよいです。
2.Google のコアアップデートとは
Google のコアアップデートとは、検索結果の品質向上を目的として Google が定期的に行う大規模なアルゴリズム更新のことです。
これは単なる小さな調整ではなく、検索順位への影響が大きいことが特徴です。
Google は「より良いコンテンツをユーザーに届けるため」と説明しており、専門性・信頼性・ユーザー満足度が高い記事が評価されやすくなります。
逆に、情報の独自性が薄い記事や、古い内容のまま放置されている記事は順位が下がる可能性があります。
コアアップデートは予告なしで行われることが多いため、アクセスの急変が起きた際にはまずアップデートの有無を確認することが重要です。
3.コアアップデートの状況を調べる方法
アクセスが落ちた原因がコアアップデートかどうかを確認するには、Google が発表している公式情報をチェックするのが最も確実です。
Google 検索セントラルのアナウンスや、世界中の検索変動を見ている SEO ツールが参考になります。
また、日本語ブログや X の SEO 専門家も速報を投稿しているため、それらを確認するのも有効です。
とくに、アップデートの発表から数日~数週間は順位が大きく動く「変動期間」と呼ばれる時期であるため、焦って記事を大量に修正せず、まず情報を落ち着いて追うことが大切です。
この章では具体的な確認ステップを紹介します。
3-1.ダッシュボードを開く
コアアップデートの状況を調べる際は、まず Google が提供する「検索ステータスダッシュボード」を開きます。
このダッシュボードでは、Google の主要な検索システムの稼働状況や、最近のアップデート情報が一覧になっているため、アクセス変動の原因を確認する第一ステップとして最適です。

UI もシンプルで、検索、Discover、リンク関連情報など、どのシステムで更新が行われているか一目で把握できます。
特に「Ranking(ランキング)」に関する項目は検索順位に直結する情報なので、アクセス減が発生した日付と照らし合わせて確認することで、原因特定に大きく役立ちます。
英語で記載されていますが、一番上の行が最近の日付になっていると要注意です。
3-2.コアアプデの状況を確認する
ダッシュボードを開いたら、「Ranking」カテゴリーの中にある「Core Update(コアアップデート)」の項目を確認します。
ここには直近のアップデートの開始日・更新内容・ロールアウトの進行状況が記載されています。

アップデートは数日から数週間にわたって展開されるため、開始日の前後でアクセスが減っている場合は、ほぼコアアップデートの影響と考えてよいです。
また、一時的に順位が上がったり下がったりする「変動期」があるため、短期的な数字に振り回されない姿勢が重要です。
状況を把握した上で、改善が必要な記事の更新計画を立てると効率よく対策できます。
4.Google のコアアプデのまとめ
Google のコアアップデートは、ブログ運営者や note クリエイターにとって避けて通れない存在です。
アクセスが突然落ちても、必ずしも記事の質が悪いと決めつける必要はありません。
まずは公式情報で状況を確認し、変動が続いている間は焦って大幅な修正をしないことが重要です。
アップデート後に順位が安定してきたら、専門性の強化、独自視点の追加、記事の更新など、ユーザーに価値を届ける改善を進めると検索評価が戻りやすくなります。
コアアップデートを正しく理解し、長期的な視点で運営することで、影響を最小限に抑えることができます。








