[初回公開] 2025年02月07日
株式会社インプレスは創業時より専門メディアとして扱ってきたパソコン・ITの分野をベースに、出版やネットメディアを主事業としてコンテンツを提供する日本国内の企業で、2000年10月より東京証券取引所第一部に上場しています。今回は株価の推移と株主に還元される配当金、株主優待についてご紹介いたします。

このページの目次
1.株式会社インプレスとは
株式会社インプレスとは、東京都千代田区に本社を置き、情報技術分野に関するコンテンツ事業を展開している企業です。 書籍としてはIT、PC、デジタル製品をテーマに、関連する技術情報から利用方法まで幅広く提供する出版事業とウェブサービス事業を行っています。

「インターネット白書」を刊行し、ウェブニュースの「INTERNET Watch」やフリーソフトを取り扱う「窓の杜」の運営も行っています。
2.インプレスの株価
インプレスの株価は2025年1月17日時点で140円です。 毎日上下の変動はあるものの、直近1ヶ月の推移としては下落傾向にあります。
1株あたりの単価が安いため、株価の変動幅は1円から2円と比較的少ないです。
- 2025年01月17日時点:140円
- 2025年05月17日時点:203円

過去10年で最大株価は2015年に440.0円、過去最少株価は2020年に107.0円となっています。
尚、インプレスホールディングス(東証スタンダード)は05月13日、株式併合を通じた非公開化により、上場廃止する方針を発表しました。
1月末に発行済株式を1株に併合し、大株主である創業者の塚本慶一郎氏と同氏の資産管理会社であるT&Co.(両者で約57%の株式を保有)のみが株主になります。

非公開化に当たり大株主以外の株式は裁判所の許可を得た上で、1株あたり210円でインプレスHDが買い取る予定になっています。
3.インプレスの配当金
インプレスの年間配当回数は基本的に年1回で、配当金の基準日は3月末日です。 2024年度は支払い開始予定日が2024年6月10日で、100株あたり400円の配当がありました。
また、中間の9月末は株主優待の権利確定日となっています。
株主優待特典は12月上旬に郵送されます。

4.インプレスの株主優待
インプレスの株主優待は電子書籍のセットから選択して受け取ることができます。 利用期限があり、ハガキが到着してから約4ヶ月間しか利用できないため、早めにハガキを開封して特典を受け取る必要があります。
ハガキを開封すると優待コードとパスワードが記載されており、その情報を使ってログインし、予め用意されている電子書籍セットをダウンロードします。

株主優待専用画面は下図のようになっており、必要な情報を入力して「ログイン」ボタンをクリックします。

ログインが完了すると、「ダウンロードの流れ」とダウンロードできる各種書籍セットの一覧が表示されます。

2024年度のインプレス株主優待で受け取れる書籍セットは次の通りです。

例えば次の書籍セットを単体で購入すると、1セットあたり約5,000円以上します。
100株で1セット、1,000株以上で2セット獲得できますので、150,000円ほどの株式購入で10,000円分程度の優待を受け取ることが可能です。
- インプレス(1)セット
- ホワイトハッカー入門 第2版:2,860円
- できる Copilot in Windows:1,870円
- Bash シェルスクリプト入門:2,200円
- インプレス(2)セット
- 資料作成デザインアイデア図鑑:2,200円
- アプリ1つでパパッとおしゃれにデザイン Canva Design Book:2,090円
- マンガと図解でよくわかる新 NISA&iDeCo&ふるさと納税 ゼロかるはじめる投資と節税入門:1,430円
5.まとめ
株式会社インプレスは IT・パソコン分野を中心に出版やネットメディアで幅広くコンテンツを提供している企業です
株価は比較的安定しており、年間1回の配当金と電子書籍の株主優待が主な株主還元策となっています。
ただし、最近では一部サービスの情報廃止が発表されており、株主優待の内容やサービスが変わる可能性もあります。
そのため、投資を検討される場合や優待を活用される場合は最新情報をしっかりとチェックし、計画的に対応されることをおすすめします。
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