[初回公開] 2026年05月05日
「エヴァンゲリオン」シリーズの放送開始から30年という大きな節目を祝う、集大成の展覧会「ALL OF EVANGELION」。長年作品を追い続けてきたファンにとっても、最近その魅力に触れた方にとっても、胸が熱くなるような展示の数々を詳しくご紹介します。

このページの目次
1.30周年記念展「ALL OF EVANGELION」とは
1995年のTVシリーズ放送開始から数え、2025年から2026年にかけて開催されるこの展示会は、まさに「エヴァのすべて」を詰め込んだ記念碑的なイベントです。

四半世紀を超えて愛され続ける本シリーズの歩みを、膨大な資料とともに振り返ります。
制作の裏側に迫る展示はもちろん、最新のデジタル技術を駆使した体験型のコンテンツまで用意されており、エヴァンゲリオンという作品がアニメーション界に与えた衝撃と、その普遍的な魅力を改めて再確認できる構成となっています。
会場自体は大きくはありませんが、じっくり観て回ると2~3時間はかかります。
入場料は当日券で大人 2,000 円となり、クレジットカードや電子マネーでの支払いが可能です。
2.「ALL OF EVANGELION」の展示内容
本展のメインとなる展示エリアでは、初期の企画段階から最新の劇場版に至るまで、膨大なアーカイブが体系立てて公開されています。
会場は複数の章で構成されており、単に資料を並べるだけでなく、作品の時系列や制作過程の深化に沿って「エヴァンゲリオン」の進化を追体験できるのが大きな特徴です。
アナログ時代の温かみを感じるセル画から、デジタル技術の粋を集めた新劇場版の原画、そして作品のリアリティを支える緻密な設定資料まで、その密度は圧倒的です。
各エリアでは視覚的なインパクトとともに、クリエイターたちの情熱や試行錯誤の足跡が色濃く刻まれており、ファンにとって一生忘れられない没入体験となるでしょう。
2-1.初号機のエントランス
会場に足を一歩踏み入れると、そこには圧倒的なスケールで再現された「汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 初号機」が待ち構えています。

暗闇の中に浮かび上がる紫の機体と、特徴的なグリーンの蓄光。
足元にはゼーレのモノリスを彷彿させる赤い板があり、その迫力に息を呑む絶好のフォトスポットとなっています。
2-2.序章:作品コンセプト案
物語が生まれる前、企画段階で描かれた初期のコンセプト案やメモが展示されている貴重なエリアです。
庵野秀明監督をはじめとするクリエイターたちの思考の断片が、手書きの資料から生々しく伝わってきます。

完成された物語とは少し異なる設定や、試行錯誤の跡が見て取れるデザイン案など、後の社会現象となる名作の「産声」を聴くような感覚を味わえます。
作品が形作られていくプロセスを知ることで、本編への理解がより一層深まるはずです。
2-3.第1章:セル画
TVシリーズから旧劇場版にかけて使用された、今では貴重なアナログのセル画が並びます。
一枚一枚丁寧に彩色されたキャラクターたちの表情や、緻密な背景描写からは、当時のスタッフの熱量がダイレクトに伝わってきます。

デジタル彩色の現代とは異なる、特有の質感や色彩の重なりは、どこか懐かしくも鮮烈です。
シンジ、レイ、アスカといったキャラクターたちが、セル画の中で息づいている様子を間近で見ることができる、ファン垂涎のコーナーです。
2-4.第2章:予告映像
作品の大きな魅力の一つである「予告映像」にスポットを当てた展示です。
三石琴乃さん演じる葛城ミサトのナレーションとともに、強烈なカット割りとタイポグラフィが次々と映し出されます。
視聴者の期待感を煽り、想像力を掻き立てたあの独特の演出スタイルを、大画面のマルチモニターで体感できます。
緊迫感あふれるBGMと相まって、当時の放送をリアルタイムで待機していた時の高揚感が鮮やかに蘇る、非常にエモーショナルな空間となっています。
2-5.第3章:劇場版原画
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズで使用された生原画が、圧倒的なボリュームで展示されています。
アニメーターの鉛筆の跡が残る原画からは、キャラクターの躍動感や使徒との激しい戦闘シーンのスピード感が伝わり、その圧倒的な描き込み量に驚かされることでしょう。

静止画でありながら、まるで今にも動き出しそうな生命力を宿した線の一本一本。日本最高峰のアニメーション技術の真髄を、心ゆくまで堪能できる贅沢なセクションです。
2-6.第4章:設定資料
キャラクターの衣装設定、メカニックの構造図、そして物語の舞台となる街並みの美術設定など、作品の骨組みを支える膨大な設定資料が公開されています。

細かな文字で書き込まれた指示や注意書きからは、細部まで妥協を許さない徹底したこだわりが伺えます。
エヴァの世界がこれほどまでにリアルで説得力を持っているのは、こうした緻密な設定の積み重ねがあるからだと再認識させられます。
まさに作品の「設計図」を読み解くような知的な興奮があります。
3.グッズ販売
展示を堪能した後は、ここでしか手に入らない30周年記念限定グッズのコーナーが控えています。
メインビジュアルを使用した記念パンフレットはもちろん、作中の名シーンをモチーフにしたアパレルや、ハイエンドなフィギュア、日常使いできる雑貨まで、多種多様なラインナップが揃っています。

特に、展示されていた原画やセル画をモチーフにしたポストカードセットは、自分への最高のお土産になるでしょう。
思い出とともに、特別な逸品を持ち帰る喜びをぜひ味わってください。
ご当地限定の使途がデフォルメされたグッズもあるのでエヴァ展が各地で開催されるたびに変わったグッズに巡り合うでしょう。
グッズ販売に際しては注意点があります。
入場時に「入場特典」と「入場証明券」が手渡され、グッズ購入時は「入場証明券」の提示が必要です。

そのためグッズの購入は入場1回につき、1回しか購入できないため、買い忘れがないようにしましょう。
4.30周年記念展「ALL OF EVANGELION」のまとめ
30年という長い歳月を経てなお、私たちの心を掴んで離さない「エヴァンゲリオン」。
今回の展示会「ALL OF EVANGELION」は、その圧倒的な密度と情熱を肌で感じることができる素晴らしい機会でした。


過去から未来へと繋がるエヴァの魂が、形を変えながらも決して色褪せないことを証明してくれたように思います。
この素晴らしい展示に触れ、改めて作品を見返したくなった方も多いのではないでしょうか。
いつまでも語り継がれる伝説の軌跡を、ぜひその目に焼き付けてくださいね。









