パソコン初心者でも使える!おすすめローコードツール3選と選び方のコツ


[初回公開] 2025年09月11日

業務のデジタル化が求められる今、IT スキルがなくても簡単に業務アプリを作成できる「ローコードツール」に注目が集まっています。特に、パソコンに不慣れな方でも直感的な操作でアプリ開発が可能なツールが増えており、現場主導の業務改善が現実のものとなりつつあります。本記事では、初心者でも扱いやすいローコードツールの特徴を解説しながら、人気のツール3選(kintone・Pleasanter・AppSuite)を比較し、それぞれの選定ポイントをわかりやすく紹介します。

パソコン初心者でも使える!おすすめローコードツール3選と選び方のコツ

1.ローコードツールとは

ローコードツールとは、最小限のプログラミングやスクリプト記述だけでアプリケーションを作成できる開発プラットフォームのことです。
従来の開発と比べ、開発スピードの大幅な短縮や、IT 部門に依存しない現場主導の業務改善を可能にする点が魅力です。

ローコードツールとは


主にドラッグ&ドロップでの UI 設計や、テンプレートの活用により、専門知識がなくてもアプリ構築が行えるよう設計されています。

ある自治体では、本来ならシステムの開発を業者に委託するのに予算化して入札してようやく開発できる段階になるところ、職員がローコードツールで内製化することで経費削減と事業の高速化が図られました。

2.パソコン初心者でもアプリが作れるローコードツールの特徴

ローコードツールは、非エンジニアでも扱いやすいことが最大の特長です。
画面設計やデータ入力項目の設定などが、Excel や Access の操作感覚の操作で行えるものが多く、マニュアル不要で触りながら学べる直感性があります。

また、テンプレートが豊富に用意されていたり、ガイド付きでアプリ作成ができるツールもあり、パソコン初心者でも自信を持って業務効率化に取り組めます。

3.ローコードツール 3 選の違い

数あるローコードツールの中でも、導入実績が豊富で初心者にも扱いやすい「kintone」「Pleasanter」「AppSuite」は特に人気があります。
それぞれ提供形態・価格・操作性・拡張性などに違いがあり、目的や業務内容に応じて適した選択が重要です。
ここでは、それぞれのツールの概要と特長をわかりやすく紹介します。

項目 kintone Pleasanter AppSuite
提供形態 クラウド(SaaS) オープンソース(AGPL)+ SaaS / オンプレ対応 クラウド / オンプレ(desknet’s NEO オプション)
価格・ライセンス形態 月額 数百〜千円/ユーザー 無料(OSS)または月額300~500円/ユーザー 月額400〜800円/ユーザー(クラウド版)
アプリ開発 ノーコード/ローコードで柔軟に構築可能 ノーコード+SQL/JS/APIで拡張可能 Excelや紙の帳票からそのままアプリ化
拡張性・カスタマイズ プラグイン多数、JavaScript/APIによる拡張 ソースコード修正やAPIで高い自由度 拡張性は限定的(desknet’s NEOとの連携前提)
セキュリティ・管理機能 アクセス権限管理・履歴・ログ機能あり IP制限、AD連携、暗号化など高水準 desknet’s NEOと同様の権限・通知管理
適している業務・導入対象 現場主導の業務改善、柔軟な業務アプリ構築 低コストでセキュリティ重視の中小企業 既存業務のデジタル化、desknet’s NEO ユーザー

3-1.kintone とは

kintone(キントーン)は、サイボウズ社が提供するクラウド型の業務アプリ作成ツールです。
ドラッグ&ドロップでの直感的な操作でアプリが作成できるため、IT 知識がなくても導入しやすく、多くの企業で活用されています。
「文系出身の自分でも業務アプリが作成できる」という CM で有名です。

豊富なテンプレート、プラグイン、API 連携にも対応しており、使い始めは簡単でも、徐々に高度なカスタマイズへと拡張していくことも可能です。

kintone とは
  • 強味:ノーコードでも自由度高く業務アプリを構築でき、プラグインや API による拡張性も豊富。導入実績も多く、テンプレート多数。利用者が非IT部門でも現場主導で改善できる点が魅力
  • 注意点:複雑なカスタマイズには JavaScript などの開発スキルが必要になるケースあり。学習コストがあることも念頭に

3-2.Pleasanter とは

Pleasanter(プリザンター)はオープンソースで提供されている国産の業務アプリ作成ツールです。
無料で利用可能な点が大きな魅力で、SaaS やオンプレミス両対応など、導入形態の柔軟性があります。

見た目はシンプルながら、JavaScript などでの拡張も可能で、初級者から中級者まで幅広く対応。セキュリティ管理にも力を入れているため、企業ユースにも安心です。

Pleasanter とは
  • 強味:オープンソースだからまずは無料で導入可能、オンプレにも対応。多様なカスタマイズができ、セキュリティ・ガバナンス面にも強い。自社で細かく制御したい組織やIT環境に合わせたい企業に最適
  • 注意点:導入・運用には開発力や設定力が多少必要。また、サポートを導入する場合の費用もかかる可能性あり

3-3.AppSuite とは

AppSuite は、グループウェアの desknet’s NEO と連携して動作する業務アプリ作成ツールです。
特に、Excel で運用していた業務台帳や申請書をそのまま Web アプリ化できる点が強みで、デジタル化に苦手意識を持つ現場にも受け入れられやすい設計になっています。

desknet’s NEO をすでに導入している企業にとっては、連携もスムーズで運用コストを抑えつつアプリ化が可能です。

  • 強味:既存の Excel や紙台帳をそのまま Web 化できる親和性と簡易さが魅力。desknet’s NEO と連携可能で、既にグループウェアを使っている企業には導入の敷居が低い
  • 注意点:独立したツールとしては拡張性は限定的。複雑な業務ロジックには向かず、desknet’s NEO との組み合わせを前提に理解する必要あり

4.選定の視点・使い分けのヒント

どのローコードツールが自社に最適かを判断するには、「誰が使うのか」「何を作るのか」「どこまで拡張したいか」という3つの視点が重要です。
たとえば、現場で簡単に改善を進めたいなら kintone、コストを抑えて柔軟に運用したいなら Pleasanter、既存業務をそのままデジタル化したいなら AppSuite といったように、目的に応じた使い分けが成果を左右します。

  • 業務の自由度・拡張性を重視するなら → kintone
  • 導入コストを抑えつつ柔軟にオンプレ構成で運用したいなら → Pleasanter
  • 現場の手入力業務を素早く効率化したい、desknet’s NEOを使っているなら → AppSuite

5.まとめ

ローコードツールは、これまでシステム開発が難しかった現場にも変革をもたらしています。
初心者でも扱える直感的な操作性に加え、ツールごとの特性を理解して導入すれば、業務効率化のスピードも大幅に向上します。

まずは小さく試してみるところから始め、自社に合ったツールを見つけて、DX 推進の第一歩を踏み出しましょう。

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