スマホを利用していると何もしていないのにディスプレイに緑やピンクの蛍光色の線が出ることがあり、操作はできるが内容が見づらくなるとともに、バーコード決済で正常に読み込めなくなるので、緑やピンクの線が出る原因と対応方法について紹介する。

このページの目次
1.スマホのディスプレイで緑やピンクの線が出る様子
スマホのディスプレイで緑やピンクの線が出る様子としては、画面の縦方向に蛍光色の緑色またはピンク色の線が出る状態である。
アプリやスマホの OS の問題ではなく、ディスプレイ自体の問題のため、アプリを落としたり OS 起動中の画面など画面がオンの状態は常に線が表示される状況となる。

ディスプレイに蛍光色の緑やピンク色の線が出るのは唐突で、特にスマホを落とすなど衝撃を与えたり、水没させていなくても発生する。

また、緑やピンクの線は 1 本だけでなく、時間経過とともに数が増える傾向があるので早急に修理か買い替えが必要となる。
2.スマホのディスプレイで緑やピンクの線が出る原因
スマホのディスプレイで緑やピンクの線が出る原因としては、スマホの製造設計の問題にある。
ただし、購入当初から線が出ることはなく、利用している内に表示されてくるのが特徴である。
特に Xperia の特定機種で発生率が多く、何もせずとも出ることがありディスプレイに圧力がかかたり、水没が原因ではない。
高画質の動画視聴や動きが多いゲームアプリの利用が多いと、ディスプレイに緑の線が出るまでの期間が短くなるようである。
原因の中でも120hz の描画が影響とも言われるが、筆者が同時期に購入した同じ型番のスマホ 3 台が購入してからちょうど 3 年経過する前後で同じ事象が出たので元々の欠陥だと考えれる。
3.スマホのディスプレイで緑やピンクの線が出ることの影響
スマホのディスプレイで緑やピンクの線が出ることの影響としては、「画面が見づらい」「視力の低下」「バーコード決済ができない」の 3 点が挙げられる。
まず、ディスプレイに現れる緑またはピンクの線はディスプレイの明るさ設定に関係なく、非常に明るく蛍光色なので非常に目立つ。
そのため、画面の端の方に線が表示されるのであれば支障は少ないが、ディスプレイの真ん中に表示されると文字が読みにくいなど利用に支障が出る。
次に非常に明るく刺激的なので線が出た状態で利用すると、線を注視しなくても光が網膜に入る、視力低下につながる。
最後に、アプリなど画面の最前面で緑やピンクの線が表示されるため、PayPay などバーコードを提示して決済する場合には正常に読み取れずに決済できなくなる不便さが出る。
4.スマホのディスプレイで緑やピンクの線が出た時の対応方法
スマホのディスプレイで緑やピンクの線が出た時の対応方法としては、一時的なスマホ OS の問題であれば再起動で改善するが、ほとんどの場合がディスプレイの故障なので修理対応となることが多い。
4-1.スマホを再起動する
ディスプレイに緑やピンクの線が表示された時は、電気信号がうまく伝わっていないことがあるので、スマホ本体の再起動で一時的に線がなくなることがある。
しかし、この現象が出る場合はほぼディスプレイの故障が要因なので改善する可能性は低い。
4-2.スマホを修理する
スマホのディスプレイで緑やピンクの線が出た時の対応方法として一番のは修理に出すことであり。
もしスマホを購入したのが携帯ショップであれば、ショップに持ち込んで修理依頼する。
ドコモであればオプションで毎月支払う「ケータイ補償」で安価に済むが、オプションに入っていなければショップ経由で修理依頼すると 100,000 円近くする。
ショップに行かずとも、携帯キャリアが開設しているのオンライン対応窓口であれば、申込すれば代替え機が送られてくるので、故障端末を送り返すと後日修理されて手元に返ってくる。
最近では携帯修理業者があり、携帯キャリアのショップだと高額だが 30,000 円から 60,000 円ですぐに修理してくれるサービスも提供されている。
5.スマホを修理する時のウラ技
携帯が故障して修理に出すとなると、数週間は代替え機が必要となる。
そこで代替え機ではなく自分所有の端末を使いながらスマホを修理する時のウラ技として、例えばドコモがオプションでサービス提供している「ケータイ補償」に入っていれば、修理費用が上限 3,300 円と手数料 550 円で修理可能である。
ただし「ケータイ補償」は対象となる機種が登録されている機種に限られるので、機種変更した後に修理すると補償外となり修理費用が高額になる。
そこで、ディスプレイに緑やピンクの線が表示されている故障端末を先に修理に出した後、その場で新しく機種変更すると修理中でも自分が所有する機種で通話や LINE で日頃の利用が続けられる。
修理から返ってきた端末は次に故障した時のために手元に残した置いたり、買取に出すことで現金化が可能となる。

ディスプレイに緑やピンクの線が表示されて修理に出してから約 10 日後には上図のような段ボールに入って手元に届く。
内容物は下図のように簡易包装されたスマホ本体と数通の書類が入っている。
書類はスマホのデータ移行方法と、修理箇所とその他の検査報告が記載されている。

ただし、修理前にディスプレイの保護シートを貼っていた場合は剥がされて返却されない点に注意が必要である。

修理から返って来た端末は上図のように購入時同様に簡易的なディスプレイ保護用のシールが貼られているので剥がしてからスマホを利用する。
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