スマホで契約しているプランにより毎月のデータ通信量を気にしながら利用している人は多いが、バックグラウンドで勝手に通信するアプリもあり、通信量を節約するために、スマホアプリごとの通信量を確認する方法について紹介する。
このページの目次
1.スマホのバックグラウンドで通信するアプリとは
スマホのバックグラウンドで通信するアプリとは、アプリを起動していないスリープ状態でも通知があるかなどを確認して定期的に通信するアプリのことである。
別名で常駐アプリとも呼ばれ、通信量だけでなく、CPU やメモリなどスマホのリソースを消費する要因にもなっている。
バックグラウンドとは利用者がスマホで該当するアプリをディスプレイ上で開いていなくても動作している状態であり、利用者の気づかないところで通信することで契約プランの通信量が減ったり、時にはアップデートにより大量の通信を発生させることがある。
2.スマホアプリの通信量を確認して通信量を節約する
スマホアプリの通信量を確認することで、利用者が知らない間にバックグラウンドで通信している状況を把握して通信を止めたり、時には個人情報をサーバに送信するなど悪用目的で通信することを止めるきっかけになる。
また、通信量を日々確認することで通信量の節約にもつながり、SNS や動画視聴など本来使いたいデータ通信に絞り込むことが出来る。
スマホアプリがバックグラウンドで通信するのを止める方法が下記のページとなる。
3.スマホアプリごとの通信量を確認する方法
スマホアプリごとの通信量を確認する方法としては、スマホの「設定」からインストール済のアプリを表示した上で、個々のアプリを選択して、そのアプリが利用した通信量を目視することができる。
3-1.スマホの「設定」を開く
スマホアプリの詳細を確認したり設定する場合は、スマホの「設定」から行うことができる。
下図のように「設定」を開いて、「アプリ」をタップする。
3-2.スマホアプリの一覧を開く
「アプリ」をタップすると、スマホ本体にインストール済のアプリの一覧が表示される。
最近起動したアプリが数件上部に表示されるとともに、その他のアプリは「○○ 個のアプリをすべて表示」をタップすると表示される。
3-3.通信量を確認したいアプリを選択する
ここで、通信量を確認したいアプリをタップする。
今回はブラウザの「Chrome」が通信したデータ量を確認するため、「Chrome」をタップする。
3-4.「モバイルデータと Wi-Fi」をタップする
利用したデータ通信量を確認したいアプリをタップしたら、通知やカメラなどデバイスの利用許可の各種設定項目が表示される。
表示された設定項目の中で下図のように「モバイルデータと Wi-Fi」をタップする。
「モバイルデータと Wi-Fi」をタップすると下図の赤枠のように「フォアグランド」と「バックグラウンド」と 2 種類の利用したデータ通信量が表示される。
「フォアグランド」はアプリがディスプレイに表示された状態で利用された通信量で、「バックグラウンド」はディスプレイに表示されていない状態であったり、スリープ状態で通信したデータ通信量を示している。
上図の場合は、フォアグランドのデータ通信量が圧倒的に多いため、利用者自身でアプリを利用して発生したデータ通信の量が多いことを示している。
このように各種アプリのデータ通信量を確認して、あまり利用していないのにバックグラウンドでデータ通信が多いアプリは強制停止することで携帯会社との契約プランの見直しが不要になったり、マルウェアなど個人情報の漏洩の防止に気付くきっかけとなる。
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