[初回公開] 2020年11月08日
誰かと連絡するツールとして SNS を活用している人は多く、メールを利用している人は減少傾向にあるがビジネスの世界ではまだまだメールでのやり取りは一般的で、むしろ使い方を知らないと仕事にならない場面の方が多いが、そのメールを扱うソフトウェアの中から Outlook の初起動時のアカウント設定について紹介する。
このページの目次
1.Outlook とは
Outlook(アウトルック)とは、Microsoft 社が提供している電子メールを送受信するソフトウェアである。
一般的にはメーラーと呼ばれており、メールの送受信以外にスケジュール、アドレス帳など連絡先、To do などタスク管理を行うことができる。
古い Windows パソコンでは購入時から Outlook がインストールされていたが、最近では Excel や Word などがパッケージ化された Office 製品に同梱されている。
2.Outlook にアカウントを設定する方法
Outlook にアカウントを設定する方法は、上部メニューにある「ファイル」から追加することができる。
初めて Outlook を起動した場合と、既に Outlook にアカウントを登録して追加する場合も同様である。
2-1.アカウントの追加をクリックする
Outlook にまだアカウント設定していない初期状態でも Outlook を起動すると下図のようにメールの受信箱となる受信トレイなどメーラーの機能の他、予定表やタスクなど管理機能の項目が表示される。
初期状態の Outlook にメールの送受信を行うためのアカウントを作成するには、上部メニューにある「ファイル」を選択して表示される下図の画面内よりボタン「アカウントの追加」をクリックする。
2-2.差出人の情報を登録する
「アカウントの追加」をクリックするとウィンドウ「自動アカウント セットアップ」が表示される。
「名前」と「電子メールアドレス」はメール送信時の差出人として表示する名称とメールアドレスとなり、後からでも変更が可能である。
パスワードは利用するメールアドレスのメールボックスがあるサーバにアクセスするためのパスワードを入力する。
入力が終わればボタン「次へ」をクリックする。
2-3.アカウントを利用しているサービスを選択する
次に利用するメールアドレスが提供されているサービスを選択する。
Microsoft Exchange Server や Outlook.com といった Microsoft 社が提供するメールサーバやフリーメールアドレスであれば下図の該当する項目にチェックを入れる。
今回は独自ドメインで運用しているメールアカウント、もしくはプロバイダから提供されるメールアドレスを設定するため「POP または IMAP」を選択してボタン「次へ」をクリックする。
いずれもメールサーバがある場所(ホスト名)とログインするユーザ ID とパスワードを入力することは変わりないが、Microsoft 製品の場合は入力項目が少なく設定できるのが特徴である。
2-4.POP と IMAP の設定を行う
「POP または IMAP」を選択すると下図のように受信メールサーバーと送信メールサーバーの情報を入力する画面が表示される。
入力する内容はホスティングまたはプロバイダの公式サイトで公開されている。
また、企業や組織であればメールサーバを管理している担当者に入力すべき内容を聞いて入力する。
最後にボタン「次へ」をクリックして確認画面で入力内容を見て保存すると、メールの送受信が行えるようになる。
3.Outlook のアカウント設定後の確認事項
utlook のアカウント設定後の確認事項としては、実際に宛先(To)に設定した自分のメールアドレスを入力してメールの送信と受信ができるか確認する。
メーラーは送信(SMTP)と受信(POP または IMAP)の設定が分かれているため、メールの送信ができても受信できないことがあるので、設定に不備が無いかテスト送信して動作を確認するとよい。
メールの受信は画面上部にある「送受信 -> 全て送受信」をクリックすると、設定したメールサーバに届いているメールが Outlook にダウンロードされる。
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