X の AI 画像生成の「Grok」の使い方とプロンプト例

「Grok」とは、SNS の X(旧:Twitter)の対話型の生成 AI で、ChatGPT などと同じようにこちらからの要求に応じて応答してくれる機能だが、2024年05月08日より開始となり開発中となるベータ版での提供となるが、「Grok」の使い方とプロンプトの例を紹介する。

X の AI 画像生成の「Grok」の使い方とプロンプト例

1.「Grok」とは

「Grok」とは、SNS の X の CEO を務めるイーロン・マスク氏が立ち上げた xAI 社が2023年11月に公開した生成型 AI である。
2024年3月には Grok の新しいモデル「Grok-1.5」を発表しており、現在はベータ版を経て Grok-2 が利用できる。

「Grok」とは


Grok の特徴としては、X(旧:Twitter)を通してリアルタイムの情報にアクセスできる点や、他の対話型 AI よりもユーモアのある自然な回答ができることが挙げられる。

また、Grok にはバージョンごとにモードが用意されており、例えばバージョン 1.5 では「Fun Mode」と「Regular Mode」の 2 つの動作モードが用意されており、Fun Mode ではよりユーモアある対話が可能になっている。

2.「Grok」の使い方

「Grok」の使い方は、X のアプリまたはブラウザに用意されているメニューから「Grok」を選択し、入力欄に会話や指示(プロンプト)を入力する。

利用するためには X のプレミアムユーザーのみが使えていたが、2024年12月06日より利用回数に制限があるものの無料ユーザも使えるようになった。

X プレミアムユーザは無制限で Grok を使えるが、無料ユーザーの場合は Grok にメッセージを送れるのは 2 時間ごとに最大 10 回までとなっている。
また、画像生成は 1 日に 3 件までの制限がある。

3.「Grok」の利用料金

「Grok」の利用料金は無料で利用できる。
ただし、無料ユーザは利用回数に制限があるため、利用回数を多くしたいユーザは月額 857 円の「プレミアム」もしくは月額 1,713 円の「プレミアムプラス」に加入するとよい。

「Grok」の利用料金

4.「Grok」の利用制限

「Grok」の利用制限は有料会員の「プレミアム」ユーザ以上と「ベーシック」以下で異なっている。

項目 無料 ベーシック プレミアム プレミアムプラス
テキスト回答 2 時間ごとに最大 10 回まで 2 時間ごとに最大 10 回まで 無制限 無制限
画像生成 1 日に 3 件まで 1 日に 3 件まで 無制限 無制限

5.「Grok」の画像生成のプロンプトの例

「Grok」の画像生成の指示(プロンプト)は「画像を作って」と加えるだけで生成できる。
画像生成のプロンプトの例は次の通りである。

制服を着た日本の女子高生がA4サイズの白い封筒を持って一人立っている。昼間の校舎前。写真撮影。
「Grok」の画像生成のプロンプトの例


また、Grok はアメリカで開発された AI のため、日本語で指示するのではなく、翻訳サイトなどで一度英語にして指示するほうが認識しやすい。
加えて、画像生成で指示する内容で日本人や日本のアニメ・イラストはまだ学習されていないため、代替の画像が生成される。

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