日産の自動運転「プロパイロット」の使い方と性能

車メーカーはこぞって自動運転技術を開発して車両に搭載しており各社それぞれで使い方と性能が異なっているが、日産の最新技術の「プロパイロット」は手を放したままでの走行や直線だけでなくカーブでもハンドル操作をアシストするもので使い方と性能について紹介する。

日産の自動運転「プロパイロット」の使い方と性能

1.日産の「プロパイロット」とは

日産の「プロパイロット」とは、高速道路や自動車専用道路を運転者が設定した車速を上限に、先行車と車速に応じた車間距離を保ちながら、車線中央付近を走行するための運転操作を支援する機能である。

日産の「プロパイロット」とは


車種によっては標準搭載されている場合があるが、多くはオプション扱いとなり、現在は最新の「プロパイロット2.0」が提供されている。

2.日産の自動運転「プロパイロット」の使い方

日産の自動運転「プロパイロット」の使い方は、ハンドルに配置されているボタン操作だけで行う。
ハンドルの右側に下図のように 5 つのボタンが配置されている。

「プロパイロット」のボタンの様子

エンジンをかけた直後はプロパイロットはオフになっているため、高速道路など走行を開始してから右端のプロパイロットのボタンを押して自動運転の準備を開始する。

プロパイロットが利用できる状態になるとフロントパネルに下図のように「車速の上限」と「先行者との距離」が表示される。

「プロパイロット」のフロントパネルの状態

車速の上限はプロパイロットのボタンを押した時の走行速度が自動的に設定されるが、プロパイロットが開始した後で 5Km/h 単位で増減させることができる。

ここでハンドルに配置されているボタン「SET -」を押すとプロパイロットが開始される。

「プロパイロット」が開始した様子


プロパイロットが開始すると上図のように車道を示す左右の直線と左側のハンドルマークが緑色に点灯する。

3.日産の自動運転「プロパイロット」の性能

日産の自動運転「プロパイロット」の性能としては、基本的には高速道路での利用が推奨されているが信号と急なカーブがない道路でも利用することができる。

「プロパイロット1.0」ではハンドルに手を添える必要はあるが、アクセルから足を離しても自動的に走行し、車線に合わせてハンドルが自動的に動作するためほぼ自動運転の状態である。

ただし、センターラインが無い道路やセンターラインが薄くセンサーカメラが認識できない場合はハンドリングアシストは効かないことがある。

また、TOYOTA 車に搭載されている自動運転はセンターラインに少しでも近づくと強い力で車線の真ん中に戻るアシストが働くが、日産のプロパイロットは比較的緩めで認識されるためしっかりハンドルを持ってハンドリングできるように周囲には注意を図っておく必要がある。

関連記事

コメントを残す