最近の車のパーキングブレーキはフットペダルを利用した脚踏み型からスイッチ型の電動パーキングブレーキを搭載した車種が増えてきたが、初見では使い方がわからないため、電動パーキングブレーキの使い方とエンジンがかかっている時の注意点について紹介する。
1.パーキングブレーキとは
パーキングブレーキ(駐車ブレーキ)とは、自動車などの車両を停止した状態で固定するために使用するブレーキのことである。
車両が駐車中にブレーキを足から離しても動き出すのを防ぐ役割を持ち、主に以下の特徴がある。
- 車両の固定 – 車両が坂道や平坦な場所で停車している際、重力や外部の力で動き出すのを防ぐ。
- 補助ブレーキの役割 – 緊急時に通常のフットブレーキが効かない場合、補助的な役割を果たすことができる。
2.パーキングブレーキの操作方法と種類
パーキングブレーキの操作方法と種類としては、「レバー式」「ペダル式」「スイッチ式(電動パーキングブレーキ)」の 3 つに分けられる。
古い車種やマニュアル車では「レバー式」が多い。
また、オートマ車は「ペダル式」が一般的だったが最近では「スイッチ式(電動パーキングブレーキ)」が多い。
- レバー式 – 運転席と助手席の間にあるレバーを引いて使用するタイプ。
- ペダル式 – 運転席の足元(左側)に設置されたペダルを踏み込むことで操作する。
3.電動パーキングブレーキとは
電動パーキングブレーキとは、ボタンやスイッチで操作する電動タイプとなり、最近の車両において増えている。
自動的にブレーキがかかる機能(オートホールド)が付いている場合もある。
一般的にはボタンやスイッチでパーキングブレーキをオン/オフするものだが、シフトレバーを「P」に入れると自動的にパーキングブレーキがかかり、シフトを「D」や「R」にしてアクセルを踏むとブレーキが自動解除されるものがオートホールドの機能となっている。
4.車に搭載されている電動パーキングブレーキの使い方
車に搭載されている電動パーキングブレーキの使い方としては、スイッチを押すと解除となり、反対にスイッチを引くとブレーキがかかる仕組みになっている。
多くの場合は下図のようにシフトレバーの周辺にあることが多い。
図のように LED が赤色の場合は電動パーキングがオン(ブレーキがかかっている状態)であることを示している。
ここでフットペダルのブレーキを押しながら電動パーキングのスイッチを押すと解除される。
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