Word や Excel など Microsoft Office はサインインして利用することから、ファイルの作成者や編集者がプロパティに残るようにようになっているが、設定によっては個人の氏名などが入ることからプライバシーを保護する設定となるセキュリティセンターを開く方法について紹介する。
1.Word のセキュリティセンターとは
Word のセキュリティセンターとは、Microsoft Office の操作者に関するセキュリティとプライバシーを確認、及び設定を行うことができる。
以前は「プライバシーオプション」と呼ばれていたが、現在では「トラストセンター」または「セキュリティーセンター」と名称となっている。
セキュリティセンターで設定した内容は Office 製品共通ではなく、Word や Excel などそれぞれのソフトウェアで機能が異なることから、設定内容も独立している。
2.プライバシーオプションとセキュリティーオプションとの違い
プライバシーオプションとセキュリティーオプションとの違いは、利用できる機能が異なっている。
古い Office のバージョンでは「プライバシーオプション」となっており、主に Microsoft 社との通信に関する設定が多かったが、「セキュリティーオプション」になってから、ファイルのプロパティや Word の校閲機能に残す操作者の個人情報を残したり消したりする機能になっている。
3.Word でセキュリティセンターを開く方法
Word でセキュリティセンターを開く方法は、オプションウィンドウを開いて「トラストセンター」をクリックする。
まず最初に画面上部より「ファイル」を選択する。
「ファイル」を選択すると下図のように「上書き保存」や「印刷」などファイルに対する操作項目が表示されるため、一番下にある「その他 -> オプション」をクリックする。
次にウィンドウ「Word のオプション」が表示されるので、左メニューから「トラストセンター」を選択し、画面右のボタン「トラストセンターの設定」をクリックする。
「トラストセンターの設定」をクリックすると下図のようにセキュリティに関する各種項目が表示されるので左メニューより「プライバシーオプション」を選択する。
「プライバシーオプション」では図のようにドキュメント固有の設定や検索時の挙動を制御するリサーチのオプションなど設定することができる。
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