[初回更新] 2024年10月27日
国内株式は、保有しているだけで銘柄により年に1回から4回、配当金を受け取ることができます。配当金は郵送で金額を知ることができますが、実際に受け取れる金額は税金を差し引いた後の額となります。そのため、配当金の金額と、証券会社の口座に振り込まれた金額の両方を確認する必要があります。本記事では、楽天証券を例に、配当金の確認方法について詳しく紹介します。

このページの目次
1.国内株式の配当金とは
国内株式の配当金とは、株式を発行している企業が利益を上げた際に、株主へその一部または全部を分配することで得られる利益のことを指します。
株主は、株式を保有し続けることで、保有株数に応じた配当金を受け取ることができます。

一般的に、配当金は本決算後の年1回、または中間決算後と本決算後の年2回に実施されることが多いです。
また、企業によっては特別配当として、定期的な配当金とは別に配当が行われることもあります。
反対に、業績悪化などを理由に無配となる場合もあります。
配当金の有無や回数は企業によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
2.国内株式の配当金の確認方法(楽天証券編)
国内株式の配当金を確認する方法として、楽天証券を利用している場合は、株式の売買を行うウェブサイト上で簡単に確認することができます。
また、企業から株主宛に郵送される配当金計算書によっても、配当金の詳細を確認することが可能です。
2-1.郵送される配当金計算書で確認する
配当金が記載された書類は、下図のように一般郵便で登録している住所宛に郵送されます。
封筒の記載内容は企業によって異なりますが、多くの場合「決算関係書類 在中」などと明記されています。

封筒には、配当金計算書のほか、決算報告書や株主優待の案内などが同封されていることもあります。

配当金計算書には、自身が保有している株式の数量や、直近の1株あたりの配当金額が記載されています。
実際に受け取る配当金には所得税や住民税が差し引かれるため、配当金計算書に記載されている金額がそのまま振り込まれるわけではありません。
尚、住民税の税率は自治体によって異なるため、配当金計算書には具体的な税額が記載されていない点に注意が必要です。
正確な受取金額を知りたい場合は、後述する証券会社のウェブサイトでの確認をおすすめします。
2-2.証券会社の管理画面で確認する
楽天証券の管理画面では、「配当・分配金」というメニューから、配当金の詳細を確認することができます。
まずは、楽天証券の管理画面にログインし、画面左上に表示される「マイメニュー」をクリックしてください。

「マイメニュー」をクリックすると、各種メニューが一覧で表示されますので、その中から「配当・分配金」を選択します。

「配当・分配金」画面では、当月に受け取る配当金の総合計額、差し引かれる税額、そして税引後の受取金額が一覧で確認できるようになっています。
また、各銘柄ごとの配当金額や税額も、画面下部に明細として表示されるため、個別の配当状況を細かく把握することができます。

証券会社の管理画面を利用することで、郵送書類だけではわからない実際の受取金額を正確に知ることができるので、定期的な確認をおすすめします。

画面下部には銘柄ごとの配当金が示されるので、詳細を確認することができます。
3.まとめ
国内株式の配当金は、株を保有しているだけで得られる魅力的な収益の一つです。
しかし、実際に受け取れる金額は税金が差し引かれており、配当金計算書だけでは正確な受取額を把握することはできません。
そのため、楽天証券などの証券会社の管理画面で税引後の金額を確認することが大切です。
配当金の通知は郵送とウェブの両方で行われるため、併用して確認することで、より正確に資産状況を把握することができます。
今後の投資判断の参考にもなるため、配当金の確認は定期的に行いましょう。
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