[初回公開] 2013年10月07日
Photoshop には部分的に色調を変えたり、切り取るために四角形や丸型で選択範囲を指定する他、色合いを自動的に認識して色の境界線で選択範囲が変わる「自動選択ツール」が用意されているが、色合いや切り取りなど自分な好きな範囲で選択範囲を指定する方法について紹介する。
1.Photoshop の選択範囲とは
Photoshop の選択範囲とは、開いている写真やイラストなどを部分的に選択して、選択中の範囲内だけ色調を変えたり、切り取ることができる機能である。
選択範囲を指定するには、丸型や四角形の定型で選択する他、開いている素材の色調を判別して選択範囲を指定する「自動選択ツール」が用意されている。
2.Photoshop で用意されている選択ツール
Photoshop で用意されている選択ツールは、下図のように「長方形選択ツール」や「楕円形選択ツール」といった、図形による一定範囲を選択する機能が用意されている。
その他、素材の色の境目を自動的に判別して選択してくれる「自動選択ツール」と、フリーハンドでカーソルでなぞって好きな範囲で選択できる「なげなわツール」が用意されている。
3.Photoshop で選択範囲を自由に変形させる方法
Photoshop で選択範囲を自由に変形させる方法としては、変形させたい箇所を選択した状態で、変形パスに切り替えて変形させる。
まず最初に素材を Photoshop のキャンパスに開き、選択ツールを使って変形させたい箇所を選択する。
今回は撮影したディスプレイの写真を利用し、左側の縦幅が右側に比べて短いので、両端の長さが同じように変形させる。
次に変形させたい対象を選択した状態で、Ctrl キーを押しながら T を押すと変形パスが表示される。
選択枠が変形パスに切り替わった状態でマウスを各線や頂点に合わすと拡大縮小ができる。
しかしこの状態でポインタをマウスで選択して移動させても、縦横幅が変わるだけで自由変形ではない。
続いて、頂点のポインタにマウスを合わせながら、Ctrl キーを押すとカーソルが変形する。
四角形の四隅どれかを Ctrl キーを押しながらドラッグすると、1点だけ操作できて変形することが可能になる。
選択範囲を変形させると選択範囲だけ切り抜かれた状態になるため、変形後は回りの背景との調整が必要になることから、選択範囲をコピーしてレイヤーを追加して作業すると調整しやすくなる。
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