原神などゲーム酔いを軽減する設定方法

原神などキャラや背景が綺麗でよく動く 3D のゲームが数多くリリースされているが、視点がよく動くため画面を見ているだけで頭痛や吐き気が出る「ゲーム酔い」になる人も一定数おり、ゲームで遊びたいので酔ってしまう人に向けて、ゲーム酔いを軽減する画面やカメラの設定について紹介する。

原神などゲーム酔いを軽減する設定方法

1.ゲーム酔いとは

ゲーム酔いとは、キャラクターを操作する上でカメラが自由に動く 3D ゲームで頭痛や吐き気といった車酔いに似た身体的不調が発生することである。
周囲が暗い中で画面だけが明るい場合や、画面内がカメラフラッシュのように激しく点滅を繰り返す場合も吐き気を起こすことも報告されている。

ゲーム酔いした様子


自分が実際にゲームで遊んでいなくても、他者が遊んでいる画面を見るだけでもゲーム酔いすることがあり、ゲーム酔いの症状が出た場合は速やかに画面を見るのをやめ、横になるなど安静にすることで改善する。

2.ゲームをしていて頭痛や吐き気が起こる原因

ゲームをしていて頭痛や吐き気が起こる原因としては、カメラやキャラクターの動きに脳がついていけなくなるためである。
目から伝わる情報が揺れや加減速を感知する耳(内耳)が感じる実際の体に受けている情報と違うことで脳が混乱し自律神経が乱れることによって生じる。

車酔いも同じ原理で発生するが、車酔いしない人でもゲーム酔いすることがあるので、次に挙げる画面の動きを減らすことでゲーム酔いを軽減することができる。

3.原神などゲーム酔いを軽減する設定方法

原神やスプラトゥーンなどキャラとは別にカメラによる視点の変化がありゲーム酔いする場合、酔い軽減する設定方法として「カメラの動きを減らす」ことと「画面の表示を緩やかにする」ことで症状が出にくくなる。

3-1.カメラの設定

カメラ視点の設定がゲームの場合、カメラが動く割合(感度)を減らすことで画面が動きが鈍くなり、酔いづらくなる。
原神の場合、次のカメラの設定項目があるため、全体的に感度を下げることでゲーム酔いしづらくなる。

原神のカメラ設定画面の様子
  • カメラ水平感度 – 1
  • カメラ垂直感度 – 1
  • カメラ水平感度(照準モード) – 1
  • カメラ垂直感度(照準モード) – 1
  • カメラ高度自動リセット – オフ
  • 戦闘中カメラ自動設定 – オフ
  • デフォルトカメラ距離 – 6.0(一番遠く)
  • 航行時カメラアングル自動リセット – オフ

カメラ感度は数値が高いとすぐに動くので低くすることで動きづらくなる。
また、高さや戦闘で臨場感が出るように自動でカメラが動くのもオフにすることで定点視点となり酔いづらくなる。

加えて、カメラ距離を遠くにすることでキャラが小さくなり、画面内で動くものを小さくすることで目に入る情報量が少なくなり負担が減る効果がある。

3-2.画面の設定

カメラの設定以外に、最近のゲームは高画質のため画面の設定も用意されている。
本来は低いスペックのパソコンやスマホでも処理落ちすることなく遊べるようにするための設定だが、画面品質を落とすことで画面内の情報量が少なくなり、脳の混乱を軽減する効果がある。

原神の画面設定の様子


  • フレームレート – 60(最大、スマホ・パソコンのみ)
  • 垂直同期 – オフ
  • モーションブラー – オフ

垂直同期とはパソコンの「フレームレート」とモニター側で表示できる「リフレッシュレート」の表示能力を調整し映像を滑らかに表示する機能で、オンにすることで滑らかに動くが、目から入る情報が脳で処理しきれなくなるので滑らかに動くのを止めると酔いがおさまる。

また、モーションブラーのオフで動いた時のブレを小さくすることも酔い止めに効果がある。

3-3.ディスプレイサイズを小さくする

テレビやディスプレイサイズが大きいと、背景やキャラクターが動いて目に入る対象物も大きく脳がついていけなくなる。
そのため、映し出すテレビやディスプレイのサイズを小さくすることで目に入ってくる情報や目で追う範囲を小さくすると酔いづらくなる。

大画面のテレビで 3D ゲームをする場合、画面から離れて遊ぶことも酔いづらくすることができるとともに、視力低下の抑制にもつながる。

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