Windows でスクリーンショットを取って画像にする方法

Windows にはディスプレイに表示している内容をそのままデータ化する「スクリーンショット(キャプチャ)」する機能が搭載されており、資料作成するときのイメージ図やメモとして利用されることが多いが、Windows でスクリーンショットを取って画像にする方法について紹介する。

Windows でスクリーンショットを取って画像にする方法

1.画面スクリーンショット(キャプチャ)とは

画面キャプチャ(スクリーンショット)とは、パソコンやスマホなど画面上に表示されている内容をそのまま画像として保存することである。
Windows OS などエクスプローラーやソフトがウィンドウ形式で表示されて切り替えが可能なパソコンでは、キーボードの「Print Screen」を押すと画面全体の様子をメモリ(クリップボード)に保存される。

画面スクリーンショット(キャプチャ)とは


メモリに保存された画面キャプチャデータは Windows 標準にインストールされている「ペイント」など画像を編集加工するソフトウェアに貼りつけることで編集したり画像として保存することができる。

また、パソコンと違いスマホやタブレットの場合は、画面スクリーンショット(キャプチャ)すると即座に画像(.png)として端末内に保存される。

特に調べた内容や日々更新されるウェブサイトは画面スクリーンショット(キャプチャ)してメモとして残す人が多い。

2.パソコンの画面をスクリーンショット(キャプチャ)する理由

パソコンの画面を画面スクリーンショット(キャプチャ)する理由としては、主に「資料・操作説明書で利用」と「一時的なメモ」の 2 点が挙げられる。

例えばウェブサイトは以前であれば保存することでそのまま HTML ファイルと画像ファイルがダウンロードしてオフラインでも利用できる手段が取られていたが、最近のウェブサイトは Javascript など外部読み込みファイルが多く、保存しても正しく表示されないことが多い。

そこで、スクリーンショットとして画像として残す方がレイアウトの崩れが無く利便性が高い。

2-1.資料や操作説明書に利用するため

画面のスクリーンショットで保存した画像は、資料の引用やウェブサイトの操作説明書の作成時に利用されることが多い。
例えば資料であれば参考にしたウェブサイトや、サイト上で掲載されている文章やグラフなどを引用する際に利用される。

また、操作説明書はサイトに設置した問い合わせフォームや EC サイトであれば購入までの流れとしてどのボタンを押すなど図入りで説明することで利用者の利便性の向上につながる。

2-2.一時的なメモとして利用するため

画面キャプチャで保存した画像を利用する 1 つの利用例として、一時的なメモが挙げられる。
ウェブサイトの情報はサイトの運営者によって常に更新できることから、その時その時の状態を保持したい場合や画像と文章を一緒に保存する時間が無いときに即座に状態を残すことができるスクリーンショットが役立つ。



取得したスクリーンショットは画像にしておくことで後から見直したり、ブラウザや他のソフトを並べて比較しながら利用することができる。

2-3.作業の痕跡を残すため

パソコンやソフトウェアの設定を行う現場では、他の作業者との情報共有のために画面をスクリーンショットして作業の痕跡を残すのにも利用されている。
文章で伝えるよりも、状態をそのまま視覚情報として伝えられるメリットがある。

また、設定変更する前の状態をスクリーンショットしておくことで、設定後に問題が生じてもスクリーンショットを見返すことで元の状態に戻しやすくなるため、作業効率向上としても利用される。

2-4.ウェブサイトの閲覧時の状態を残すため

ウェブサイトは日々更新され、時には運営側の都合で閉鎖されることもある。
そのため、ウェブサイトは永久的に同じ情報がインターネット上にあるわけではないため、後から見直したい時に無くなっていたもよいようにスクリーンショットで残しておき、自分のメモとして活用する手段がある。

3.Windows でスクリーンショットを取って画像にする方法

Windows でスクリーンショットを取って画像にする方法としては、キーボードの PrtSc キーやショートカットキーで画面を保存した後に、画像ファイルに保存できるソフトウェアで名前を付けて保存する。

3-1.スクリーンショットを取る

ディスプレイに表示されている内容をスクリーンショットするには、キー「PrtSc」を押すと、メモリ(クリップボード)に一時保存される。
「PrtSc」は画面全体をスクリーンショットするため、ウィンドウ以外のタスクバーなども含むため、手っ取り早く取りたい時に重宝する。

また、アクティブになっているウィンドウだけをスクリーンショットしたい時は「Ctrl」+「Alt」+「PrtSc」キーを利用する。
ウィンドウのタイトル部分からウィンドウ枠に沿って保存されるので、特定のソフトの内容だけを取りたいときに利用する。

ディスプレイに表示されている特定の場所だけを指定してスクリーンショットしたい場合は、「Windows」+「Shift」+「S」で画面が薄暗くなり、マウスで取りたい箇所だけドラッグすると指定範囲でスクリーンショットすることができる。

3-2.「ペイント」を起動して保存する

次に画像に保存するために、Windows のスタートから「Windows アクセサリ -> ペイント」で画像編集ソフトを起動する。
もし Adobe 社の Photoshop などがインストールされていれば代替することも可能である。

ソフトが起動したら、マウスで「貼り付け」もしくはキーボードの「Ctrl」+「V」で一時保存していたスクリーンショットが貼付される。

その状態で保存することで画像として残すことができる。

ペイントで画像に残す様子

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