動画編集ソフトの PowerDirector でウォーターマークを消す方法

ウォーターマークは画像や動画などデジタルコンテンツの著作権保護と利用ソフトの明示を目的に挿し込まれるロゴやテキストで、動画や画像を編集する無料ソフトウェアでは編集後に書き出したファイルに自動的に入っていることが多いが、動画編集ソフトの PowerDirector でウォーターマークを消す方法について紹介する。

動画編集ソフトの PowerDirector でウォーターマークを消す方法

1.ウォーターマークとは

ウォーターマークとは、別名「透かし」とも呼ばれ、画像や動画などデジタルコンテンツの著作権保護と利用ソフトの明示を目的に挿し込まれるロゴやテキストのことである。

イラストや写真を販売しているサイトではデータの流用を防ぐために未購入者には「サンプル」等の文字が透かしとして入った状態で閲覧できるようになっている。



また、動画や画像編集ソフトでも無料で利用できるソフトウェアは有償版との区別をつけたり、有償版の購入の導線として書き出したファイルにウォーターマークが入ることがある。

動画編集ソフトの 1 つである PowerDirector も無償版では編集して MP4 などに書き出した動画ファイルには再生するとウォーターマークが表示されるようになっている。

2.動画編集ソフトの PowerDirector とは

動画編集ソフトの PowerDirector とは、台湾にあるサイバーリンク社が開発・販売する初心者から動画制作の現場でも利用される動画を編集するソフトである。

動画の切り出し(トリミング)や不要なシーンのカットといった基本的な編集以外に、背景を自由に変更できるクロマキー合成や自由に図形(シェイプ)の作成と配置ができる。

対応 OS は Windows、Mac OS とパソコンでの利用となり、機能が異なる複数のエディションが販売されている。
利用するエディションにより効果(エフェクト)や音声を無料で利用することができ、デジカメやスマホで撮影した動画があれば YouTube や TikTok 動画として作り上げることができる。

3.PowerDirector でウォーターマークを消す方法

PowerDirector の無料版で出力した動画は、下図のように動画の右下に PowerDirector のロゴ(ウォーターマーク)が自動的に入る仕様となっている。

PowerDirector でウォーターマークが入る様子

そのため、ウォーターマークを消したい場合はウォーターマークが入らない有償版にするか、トリミングや動画の前後だけカットできる他のごく簡単な動画編集だけできるソフトウェアで切り出す方法がある。

3-1.有償版を購入する

PowerDirector でウォーターマークを挿入有無を動画の出力時に選択することができるが、無料版では消すことができないため、ウォーターマークを消したい場合は有償版を購入する必要がある。

PowerDirector はダウンロード版の他に、パッケージ販売もされており、一番安価なエディションでも 6,000 円弱で購入できるため、初めて動画編集ソフトを使う人でも高価なソフトを購入せずとも入門編として操作に慣れることができる。

サイバーリンク PowerDirector 21 Standard 通常版

3-2.他の動画編集ソフトでトリミングする

PowerDirector は動画の結合やスライドを追加するなど、このソフトウェア単体で 1 本の番組を作ることが可能だが、無料版ではウォーターマークが入ってしまうため、PowerDirector よりも機能が少ないが動画の書き出し時にウォーターマークが入らないソフトウェアで再加工すると消すことができる。

Windows フォト

例えば Windows10、Windows11 に標準インストールされている「Windows フォト」を利用すると、動画のトリミングが可能なので、ウォーターマークの部分だけを除いて MP4 に再出力するとウォーターマークを消すことができる。

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