Lenovo のノートパソコン「ThinkPad」のレビューとおすすめポイント


[初回公開] 2012年12月26日

最近のパソコンは据え置き型のデスクトップパソコンよりも持ち運びができるとともに、オンライン会議に向けてカメラとマイクが搭載されたノートパソコンの需要の方が高く、ブラウジングに特化した安価の製品から映像処理能力が求められるゲーミングパソコンなど性能と価格帯もさまざまな中、Lenovo のノートパソコン「ThinkPad」の使い心地とおすすめポイントについて紹介する。

Lenovo のノートパソコン「ThinkPad」のレビューとおすすめポイント

1.現代で求められるノートパソコンの性能

現代で求められるノートパソコンの性能は、文書作成や表計算ソフトなどビジネスシーンだけでなく、ウェブサイトを閲覧するブラウザも描画したり動作するために性能が求められるので CPU は低価格帯の Intel の Core i3 程度、メモリは 8GB が搭載されたパソコンが基準になる。

ノートパソコンで作業している様子


ブラウザも昔と違い、ウェブサイトやブログの表示に必要なデータ受信だけでなく検索情報など裏で通信が常時動作しているので CPU とメモリも常に利用される状態になる。

そのような状態で Office 製品を始めとしする文書作成や表計算ソフトを起動すると動作が重くなるので、ビジネスシーンではメモリは 16GB ほどあったほうがよい。

高品質で常に映像を描画するパソコンゲームや、動画の編集は CPU の処理能力が求められるので複雑な処理を行う場合はより高いスペックのパソコンを選択しなければならない。

ノートパソコンはパソコンメーカーから性能に応じてさまざまな製品がラインナップされているが、Lenovo のノートパソコン「ThinkPad」のレビューとおすすめポイントが次の通りである。

2.Lenovo とは

Lenovo(レノボ)とは、香港に本社を持つパソコン製造販売のメーカーである。
本店は IBM の買収の関係もありアメリカが拠点になっている。



元々は Legend(レジェンド)というブランド名であったが、2004年に IBM を買収したことで Lenovo の名称でブランディングされている。
そのため、IBM の主力製品であったノートパソコンの ThinkPad も Lenovo に引き継がれている。

20,000 円から 30,000 円台の安価なパソコンから、高い処理能力が求められるゲーミングパソコンなど幅広く製品を提供している。

3.ThinkPad とは

ThinkPad(シンクパッド)とは、1992 年に IBM によって製造・販売が開始されたノートパソコンである。
一般家庭向けではなく、ビジネスシーンの中でも特にプログラマーなど IT エンジニア界隈でよく利用されていたパソコンである。

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2005 年以降は Lenovo によって開発・販売されており、ThinPad の製品ロゴは現在も変わらず利用されている。

他のパソコンには無いキーボードのほぼ中心部にマウス移動の操作ができる赤いトラックポイントを搭載しているのが ThinkPad の特徴である。

4.ノートパソコン「ThinkPad」の使い心地

ノートパソコン「ThinkPad」の使い心地としては、特に「キータッチ」と「トラックポイント」の 2 点が挙げられる。
キータッチはストロークが 2.5mm ほどあり、キーを押下した時にしっかりタイピングできているのが体感できる。

ThinkPad のシリンドリカルカーブと呼ばれる、キートップの中央がくぼんだ形状になっており、各キーを押す際にキーが指にフィットしやすい。

ノートパソコンで作業している様子


また、ThinkPad の他社メーカーにはないハードウェア的な特徴として、キーボードの中心に直系 1cm 弱の赤いトラックポイントが用意されている。
最近のノートパソコンにはタッチパッドが一般的に搭載されており、ThinkPad にもタッチパッドがあるものの、トラックポイントでマウスカーソルを操作することができる。

タッチパッドは反応が悪いことや、操作を誤るとクリックと誤検知することがあるが、トラックポイントは傾き具合でマウスカーソルの速度が変わるのでカーソルを微調整したい場合に重宝する。

5.ノートパソコン「ThinkPad」のおすすめポイント

ノートパソコン「ThinkPad」のおすすめポイントとしては、X1、P、T、X、E、L、Z と性能に応じて多くのラインナップがあり、いずれも ThinPad の特徴であるトラックポイントとキートップのくぼみがある点である。

下記シリーズの価格帯は次の通りで、特にビジネス現場では 10 万円を切る X、E、L シリーズあたりで選定する企業が多い。

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[2024年04月02日時点]

  1. X1 シリーズ – 206,000 円 ~ 539,000 円
  2. P シリーズ – 153,000 円 ~ 330,000 円
  3. T シリーズ – 114,000 円 ~ 213,000 円
  4. X シリーズ – 99,000 円 ~ 239,000 円
  5. E シリーズ – 83,000 円 ~ 117,000 円
  6. L シリーズ – 89,000 円 ~ 301,000 円
  7. Z シリーズ – 214,000 円

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